3階建ての住宅を建てようかと悩んでいる人はいませんか?都心では、見かける機会も増えてきました。
ハウスメーカーの技術が進歩していることで、魅力的な3階建てが増えています。悩んでいる人は、3階建て住宅のメリットを見て背中を押してもらいましょう。
ただし、3階建て住宅には注意点もあります。後悔しないためのポイントを確認し、より良い3階建て住宅を建てることが大切です。
そこで今回は「3階建て住宅のメリット10選!注意点や後悔したいためのポイントは?」について解説をします。3階建て住宅を検討している人は参考にしてください。
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3階建て住宅のメリット10選

- 住まいにゆとりが生まれる
- 眺望が楽しめる
- 外からの視線が気にならない
- 日当りや風通しが良くなる
- 水害対策になる
- 賃貸付住宅や店舗併用住宅がつくりやすい
- 二世帯にもおすすめ
- 狭小地を最大限に活用できる
- 屋上ルーフバルコニーとの相性が良い
- プライバシー重視の住まいにもできる
詳しく解説をしていきます。
メリット①住まいにゆとりが生まれる

床が増えることで、住まいにゆとりが生まれます。
部屋数が増えれば、趣味の部屋が作れるかもしれません。「書斎で読書」「シアタールームで映画鑑賞」など、休日の過ごし方が工夫できます。
ワンフロア全体をリビングダイニングキッチンにすれば、広くて大きなリビングでゆったりすることも可能です。得られた開放感は、特別な空間として日々のストレス解消に役立ちます。
あれもこれもと、住まいに希望がある人には大きなメリットです。
3階建て住宅で生じたゆとりを、有効に活用しましょう。
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メリット②眺望が楽しめる
周辺環境にもよりますが、頭ひとつ高くなることで、素晴らしい眺望が期待できます。
ココがポイント
3階リビングもおすすめの間取りです。気持ちの良い光を取り入れた中での朝食は、毎日を新鮮にします。
眺めの良い場所からの夕食も最高です。
素晴らしい眺望により、四季が感じられる3階建て住宅になれば、子どもの教育にも良い影響がでます。眺望と四季ごとのイベントを合わせることで、豊かな感受性が育つかもしれません。
眺望を楽しみながら過ごせるのは、3階建て住宅のメリットです。
周辺環境を考えて建てることができれば、価値の高い眺望が手に入ります。
メリット③外からの視線が気にならない
3階建て住宅の高さのおかげで、外からの視線が気になりません。

1階をリビングにすると、歩行者の目線が気になります。「自意識過剰」と言われればそれまでですが、立地条件によっては相当気になるはずです。
ココに注意
人によっては、シャッターやカーテンを開けられなくなるケースもあります。「見られている」と思い始めると、恐怖が生まれるのです。
3階建て住宅は、歩行者の目線などまったく気になりません。安心して暮らすことができます。
メリット④日当りや風通しが良くなる
頭ひとつ高くなることで、日当たりや風通しが良くなります。自然からの恵みは無料で手に入るもの、できるだけ住まいに取り込む間取りが得策です。
日当りや風通しが良くなれば、次のようなメリットにも期待ができます。
湿気が多い家は、カビが発生します。カビは子どもの喘息にも影響がでることから、抑えなければいけません。
住宅の耐久性にも影響がでます。湿気対策で一番おすすめなのが、日当りと風通しの確保です。
また、洗濯物が乾きやすいメリットもあります。冬場でも天気が良ければ乾燥機を利用しません。
さらには自然を取り入れた住まいが、ストレスをなくします。仕事でためこんだ日々のストレスが、気持ちのよい住宅により解消されるはずです。
周辺環境や制限にもよりますが、3階建て住宅は日当りや風通しに期待ができます。
住まいを良くする大きなメリットです。
メリット⑤水害対策になる

最近、全国各地で台風などの被害が増えてきました。台風が接近しなくても、暴風雨により浸水する住まいが増えています。
温暖化による影響で、自然災害のニュースを見る機会が増えました。
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ニュースで、屋根に上り救助を待つ人を見たことはありませんか?危険な屋根の上に居る方が、安全なほどの被害です。
もし3階建てだったらどうでしょうか。浸水が始まりそうなときに、1階の大切な荷物だけを3階に移し避難ができます。
屋根の上で救助を待つ恐怖を回避できるのです。
これからも、水害は増えることが誰の目にも明らかではないでしょうか。対応できる住宅が必要です。
3階建て住宅ならば、水害対策も問題はありません。
メリット⑥賃貸付住宅や店舗併用住宅がつくりやすい

1階を賃貸や店舗にして、2階と3階で暮らします。建てた住まいから収入が発生すれば、住宅ローンの足しになるはずです。
他にも、1階をビルドインガレージにするなど、駐車場の確保にも役立ちます。2台の車を所有している家族でも、駐車場を確保することが可能です。
店舗併用住宅ならば、自営業を始めることができます。出勤時間が不要にも関わらず、自宅と仕事場を完全に分けられるのが魅力です。
ココがポイント
年を取り自営業が厳しくなれば、テナントとして貸すこともできます。出入口を分けることで、将来を考えたつくりにしておきましょう。
3階建て住宅は、賃貸付き住宅や店舗併用住宅との相性が抜群です。
収入を得つつ、広い住まいを確保したい人におすすめします。
メリット⑦二世帯にもおすすめ
3階建て住宅は、二世帯にもおすすめです。延べ床面積が増えることで、世帯のプライベートを確保した二世帯間取りの提案が得られます。
二世帯は主に「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」の3種類に分類できます。
上記の例は、人気の「部分共有型」です。水回りをまとめることで、ランニングコストも抑えられます。
食事や水回りの利用に抵抗がない二世帯家族におすすめです。どこまで共有するかを話し合いで決めましょう。
3階建て住宅ならば、二世帯住宅にも対応が可能です。
多くのシチュエーションへの対応力が3階建て住宅のメリットと言えます。
メリット⑧狭小地を最大限に活用できる
3階建て住宅は都心部に多く見られます。理由は、狭小地が多くあるためです。
3階建て住宅は、狭小地の延べ床面積を増やすメリットを持っています。
狭小地ならば、3階建てを建てるのが得策です。家を建てるときは、住まいにいくつかの希望があります。
ココがポイント
希望をひとつでも多くかなえるためには、広さが必要です。土地に広さがなければ、上に求めるしかありません。3階建ては理にかなっている考え方です。
狭小地のデメリットを3階建て住宅で低減させましょう。狭小地には、3階建て住宅がおすすめです。
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メリット⑨屋上ルーフバルコニーとの相性が良い

眺望の良い屋上で、いろいろな楽しみ方ができます。屋上を検討しているのならば、3階建て住宅がおすすめです。
庭が確保できないことに悩んでいる人はいませんか?狭小地で庭が確保できないのならば、屋上を活用するしかありません。
さらに詳しく
フラットにした屋上に防水処理を施します。目線が気にならない場所ならば、ハンモックでリラックスをするなどの利用方法も可能です。
3階建て住宅は高さがあります。その上に屋上を設けることで、素晴らしい眺望が得られるはずです。
使用用途が増えれば、生活が充実します。高さのメリットを、有効に活用しましょう。
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メリット⑩プライバシー重視の住まいにもできる
3階建てにより、縦に区切られたことでプライバシーを重視した住まいにできるメリットも持っています。プライバシーの重視を考えている家族は、3階建て住宅がおすすめです。
リビングと勉強の間に2階のワンフロアを設けることで、より音の遮断ができます。リビングの笑い声に邪魔されることなく、勉強や在宅ワークが可能になる間取りです。
階が異なることで、適度の距離感が生まれプライバシーが守られます。
ココがポイント
もちろん逆に、吹抜けを利用するなどして、一体感をだすことも可能です。3階建て住宅は、どちらも選べるメリットがあります。
3階建て住宅は、2階建て以上に家族のプライバシーを重視することが可能です。家族は言えプライバシーを重視したいと考えている人におすすめをします。
3階建て住宅の注意点と後悔しないためのポイント

後悔をしないためのポイントと合わせて確認をしておきましょう。
建築費に注意

延べ床面積を増やすことから資材が多く必要になり、コストが高まります。主な要因は次のとおりです。
3階建てを見たとき、地震に対し不安をいだきませんか?とくに狭小地に建てられた3階建て住宅は、細長く見え不安が増します。
ココに注意
耐震性を強化するために、新たなテクノロジーを施さなければいけません。
3階建ての重さに耐えられるだけの地盤強化も必要です。地盤強化が必要になれば、状況によっては100万円以上の追加料金がかかることもあり得ます。
また、3階建て住宅は、1階と3階の温度差が心配です。部屋の温度差はなるべく一定に保ちたいところ、健康のためにも設備の強化をしなければなりません。
高気密高断熱性能の強化や、全館空調の採用などが求められます。
テクノロジーを駆使すれば、工期が長くなるのも仕方がありません。2階建てよりも、建築費が高額になります。
ココがポイント
建築費で後悔をしないためにも、いろいろなハウスメーカーで相見積もりを取るのがポイントです。
納得できる価格帯を提示してれくるハウスメーカーに依頼をします。3階建ての実績が多いハウスメーカーが特におすすめです。
間取りに注意
3階建て住宅は、間取りに注意をしなければいけません。間取りに工夫がないと、住み始めてから後悔をします。
階段の位置で後悔をする人もいます。微妙な位置に設置したため、移動が大変といった後悔の口コミもありました。
家事動線を意識しなかったため、洗濯に苦労をする人もいます。
吹抜けを採用したが、風通しが良くないため、音や生活臭で後悔をする口コミもありました。前日の夕飯の臭いが、翌日の朝まで残り気分が悪いという声もあります。
フロアが増えることから、間取りに注力をしなければいけません。
ココがポイント
3階建ての実績が多い、建築士に依頼をしたいところです。お金がかかりますが後悔の口コミを見ると、お金がかかっても対処をするべきかもしれません。
3階建てでよくある後悔を確認し、営業マンに大丈夫か契約前に確認をしましょう。納得のいく回答が得られるまで質問をすることかポイントです。
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将来性に注意

3階建て住宅は階段が増えることから、ユニバーサルデザインに向いていません。バリアフリーを導入するのが難しい住宅なのです。
住み始めたころは元気なので、不安はありませんが40歳で購入した場合、30年後には70歳になります。年老いたとき、1階から3階への階段は大丈夫でしょうか。
狭小地における3階建て住宅の階段は、建築基準法上でギリギリの寸法にしがちです。年齢を重ねた後の人には難があるかもしれません。
ココがポイント
年を取ってから後悔をしないためにも、30年後の自分を想像してイメージするのがポイントです。将来は、階段をエレベーターにできるぐらいの間取りを提案してもらいましょう。
忘れてはいけないポイントです。
防犯対策に注意

2階をリビングにする間取りが多いため、1階から侵入されやすいといった不安を抱えています。専業主婦など、1人で家に居ることが多い人は、防犯対策を講じておかなければいけません。
とくに都心部で3階建て住宅を建てる場合、密集地になることが多々あります。密集地は侵入しやすく、防犯面が劣る場所です。侵入されてしまう経路が簡単に見つかるかもしれません。
ココがポイント
怖い思いをしてから後悔をするのではなく、建てる時に防犯対策をしてくのがポイントです。窓ガラスを強化や防犯カメラの設置など、やれることはたくさんあります。
営業マンに相談し、意味のある対策を講じておきましょう。
まとめ
「3階建て住宅のメリット10選!注意点や後悔したいためのポイントは?」を解説しました。3階建て住宅には、魅力的なメリットがたくさんあります。
都心の狭小地に家を建てる人にとっては、多くのメリットが得られる住宅です。
しかし、高額になりやすいことなど、後悔する口コミも多く見られます。後悔をしないためにも、建てるときにしっかりとした対応をしておきましょう。
多くのハウスメーカーに相談をして、納得をしてから建てることが大切です。