- 「理想の庭を手に入れたいけど何からすればいいの?」
- 「後悔をしないためにも外構見積もりを取る際のポイントが知りたい」
上記のように外構で悩まれている人はいませんか。「注文住宅のことばかり考えていて庭のことを忘れていた」と思う人も少なくありません。ただ外構も含めたトータルで「家」が完成します。今まで悩んだ外観デザインも、外構によって印象が大きく変わるから不思議です。
「予算をあまりかけず安く済ませよう」と安易に考えている人は後悔をするかもしれません。まずは自分たち家族にとっての「理想の庭」を考え、「家」を完成させましょう。
そこで今回は、理想の庭を手に入れるために必要な「外構見積もりで抑えるべき7つのポイント」を紹介します。外構で悩まれている人は参考にしてください。
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理想の庭とは?
外構見積もりで抑えるべき7つのポイントの前に、「理想の庭」について確認をしておくことが大切です。最初にゴールを掲げておくことで、ブレずに前に進みましょう。もちろん途中で方向修正があっても問題がありません。いろいろと相談をする中での方向修正はあります。ただ方向修正が正しいかの判断も、最初に思い描いたゴールから離れていないかの確認が必要です。外構で失敗をしないためにも「理想の庭」について思い描いておきましょう。
外構に悩んでいるときは、すでに注文住宅のデザインが固まっている状態です。間取りやデザインから「暮らしのイメージ」を膨らませ、そのイメージから「理想の庭」が想像しやすくなっている時ではないでしょうか。その想像を文字にして残しておくことが必要です。
ココがポイント
- 玄関周りをおしゃれに隠したい
- カーポートが欲しい
- ガーデニングを楽しみたい
- でも予算は〇〇万円までだと助かる
上記のように漠然とした構想でかまいません。具体的な構想は外構業者が提案をしてくれます。「提案=理想の庭」が当てはまる業者を選ぶことが大切です。「でも何も浮かばない」といった場合は、ネットでいろいろと庭の画像を確認してみましょう。時間があるのならば実際に見学するのもおすすめです。今までは注文住宅ばかり見ていて庭を考えていなかったと改めて感じている人はいませんか。「構想できるだけの情報がない」と思うのならば、もう一度見学から始めるのも必要です。
まずは予算も含めた「理想の庭」を考えましょう。「理想の庭」を手に入れるためには、自分が必要としている庭を考えることから始めるべきです。構想がある程度まとまったら外構見積もりで抑えるべきポイントを踏まえて相談を開始しましょう。
外構見積もりで抑えるべき7つのポイン
外構見積もりで抑えるべき7つのポイントは次のとおりです。
- 見積もりは複数から取る
- 予算を最初に伝えておく
- 信頼できる業者を見積もりで判断する
- 見積書は詳細まで確認をする
- わからないことや疑問は必ず口にする
- 見積もりが適正価格かを確認する
- 外構でよくある失敗事例を確認しておく
詳しく解説をしていきます。
外構見積りポイント①見積もりは複数から取る
外構に限ったことではありませんが、高額な支払いをするときは必ず相見積もりが必要です。外構の見積もりは複数社と相談をして取得をしましょう。外構を依頼する会社には、大きく分けて次の2種類があります。
2種類
- 注文住宅で契約したハウスメーカーに依頼をする
- 外構専門業者に依頼をする
最初は契約をしたハウスメーカーと相談をします。「他にも相談をしたい」と思った人は、その旨を伝え了解を得ましょう。一部のハウスメーカーや工務店では、外部委託を拒否するケースもあります。事前の確認が必要です。契約したハウスメーカーに依頼をすると、業者を探す手間が省けます。今まで相談をしてきたハウスメーカーなので安心感も高いです。ただ費用が高額になりがちなので注意をしましょう。ハウスメーカーの中には、契約している専門業者に委託をするケースもあります。中間マージンが費用を圧迫するかもしれません。
外構専門業者への依頼はコストパフォーマンスが期待できます。専門業者なので知識や提案力に長けているのがポイントです。ただし業者の質に違いがあるので注意をしましょう。なかなか良い業者に出会えず何度も相談を繰り返すと思いのほか時間を費やします。
ただし時間はかかるかもしれませんが、理想の庭を手に入れるためには複数の会社から見積もりを取得するべきです。複数の業者から得た提案で理想の庭のイメージがよりリアルになります。せめて2社以上の外構専門業者と相談をしましょう。注文住宅で契約をしたハウスメーカーとの相談を含めると3社以上の見積もりが手に入ります。
「結局ハウスメーカーに依頼した」となっても無駄な時間ではありません。複数社との相談により外構の知識が増えます。理想の庭を手に入れるために必要だった時間です。外構の見積もりは複数社から取得をしましょう。
外構見積りポイント②予算を最初に伝えておく
外構見積もりで抑えるべきポイントの2つ目は、予算を伝えておくことです。最初に明確な予算を伝えることに抵抗がある人はいませんか。予算を伝えることに駆け引きは必要ありません。誠実に伝えることで外構業者も誠実な対応をしてくれます。予算は最初に正しい金額を伝えましょう。
予算を正しく伝えることのメリットは次のとおりです。
ココがポイント
- 理想の庭を聞いたあと金額を聞いて落胆をすることがない
- 予算に見合った提案をしてくれる
- 相談するすべての外構業者に同じ予算を伝えることで比較がしやすくなる
理想だけを伝えると外構業者は理想のままの提案をしてくれます。理想の庭にワクワクしたあと予算の倍以上する価格を提示されたらどうでしょうか。ワクワクした理想の庭を削らなければいけません。当初から予算に見合った提案をしてもらうのが得策です。
手の内を見せたくないといった勘違いからあえて低い予算を伝える人もいます。低い予算でそれなりの庭を提案されるのは時間の無駄です。大抵の場合、理想の庭から離れた提案を受けてしまいます。予算を抑えて伝えているのですから当然です。駆け引きなどせず、予算は正直に伝えましょう。
駆け引きを考えてしまったことで業者ごとに伝える予算を変える人も間違いです。何かしらの駆け引きは態度に出てしまいます。自分がだせる最大の予算を平等に伝えることで、正しく業者を比較しましょう。正しく比較をするためにも、こちらが態度を業者ごとに変えるのはおすすめできません。
外構見積りポイント③信頼できる業者を見積もりで判断する
外構見積もりで信頼できる業者なのかを判断しましょう。残念ながら、悪徳業者はどの業界にも存在しています。悪徳業者と契約をしたら理想の庭を手に入れるどころではありません。外構見積もりで見極めることがポイントです。
悪徳業者に依頼をしないため、次の点に注意をしましょう。
ココに注意
- 他社のデザインを利用して安く建てると提案してくる
- 全額一括払いを求めてくる
- 強引な提案
他社のデザインを利用して安く仕上げるといった提案をする業者には注意です。他社のデザインの利用はモラルに反しています。モラルに反している業者はすべてにおいて危険です。素材を偽り予算よりも安く完成させる可能性があります。甘い誘惑を勘違いしてはいけません。
全額一括払いを求める業者も危険です。支払いは一般的に2~3回程度にわけられます。着手金で全額を求めるのは不自然です。入金後に連絡が取れなくなるかもしれません。また、資金繰りがうまくいっていない業者で、途中で工事が放棄される危険もあります。
強引な提案にも注意が必要です。「素材はこちらがおすすめ」といった強引な言葉を見極めてください。在庫処分の可能性もあります。「今日契約すれば安くする」といった強引な契約も危険です。「考える時間が欲しい」と言い即決はしないことをおすすめします。
業者と相談をするときは、3つのポイントを押さえておきましょう。何か怪しいと感じたら時間を空けることが大切です。
外構見積りポイント④見積書は詳細まで確認をする
見積は詳細まで確認をしましょう。アバウトな外構見積もりで納得しないことが4つめのポイントです。詳細な見積もりが提示できないのには、何かしらの理由があります。見積もりで内容を詳細に提示できない本当の理由を確認しましょう。
次の外構見積もりには注意が必要です。
ココに注意
- 要望が反映されていない
- 施工箇所別に詳細が記載されていない
- 不親切な専門用語が多用されている
説明をした要望が反映されていない見積もりは論外です。「ついうっかり」で工事を進められたらたまったものではありません。許せる間違いと許せない間違いがあります。許せない間違いには相談の取りやめも考えましょう。外構工事一覧といった曖昧な内容だけの見積もりも危険です。見積もり内容は施工箇所ごとに確認をしてください。質の悪い素材で工事をされたらメンテナンス費用がかかります。住み始めてからが大変になるので注意が必要です。
わざと専門用語を多用している業者にも注意をしましょう。説明を受けず話をすすめたことで、理想の庭からかけ離れてしまうこともあります。専門用語に流されるまま納得せず、違和感を抱いたら一度冷静になる時間が必要です。
詳細な見積もりを提示できない外構業者は避けましょう。何かしらの別の意図があるのかもしれません。
外構見積りポイント⑤わからないことや疑問は必ず口にする
見積の詳細でもでてきて専門用語など、わからない言葉には必ず質問をしましょう。疑問を抱いたまま話を進めるのは危険です。納得をしてから次の話に進みます。勉強と同じで、理解をしていないまま打ち合わせを続けると面等になる可能性が高いです。
工事の内容だけではありません。法令関係の言葉で「わからない」と感じたときは恥ずかしがらずに確認をしましょう。丁寧に対応してくれるかが判断材料にもなります。質問に答えられない担当は論外です。自分も理解していない内容を見積もりに記載して請求する不誠実な業者との契約は控えましょう。
外構見積りポイント⑥見積もりが適正価格かを確認する
見積もりが適正価格か確認をするのもポイントのひとつです。複数社から見積もりを取ることで適正価格を把握しましょう。他社とあまりにも違う価格を提示する外構業者には注意が必要です。
主に次のような外構業者には注意をしてください。
ココに注意
- 他社よりも明らかに安い
- 値引き額が高い
- 見積書や契約書がない
安いのがいけないことではありません。安さを実現するためには、何かしらの理由があるはずです。職人が素人の可能性もあります。安い賃金で技術が備わっていない職人を集めている可能性も高いです。必要数の素材を利用しないことで安くしていることも考えられます。
値引き額が異常に高い業者にも注意が必要です。適正価格を提示したと見せかけて、質を落とすことで安くしている可能性があります。値引きが良いと、思わず契約したくなりますが、それを武器にしている悪徳業者の存在を忘れてはいけません。
まれに見積もりや契約書を交わさず工事を始める業者もあります。費用を口約束で行い、工事を始めた後に高額な請求をする業者です。口約束で進めるため、適正価格よりも安い価格を提示してきます。書類で残さない業者との打ち合わせは、すぐに切り上げましょう。
外構見積りポイント⑦外構でよくある失敗事例を確認しておく
理想の庭を手に入れるためには「暮らしのイメージ」が必要と紹介をしました。イメージをより鮮明にするため、よくある失敗事例を事前に確認しておきましょう。失敗事例が見落としを防いでくれます。
ココがポイント
- 駐車場の広さや位置が微妙
- 駐輪場が狭かった
- 階段や段差
- 水道や電源が必要だった
- 外から見られてしまう
- 草むしりなどメンテナンスが大変
ネットでは外構工事に関する失敗事例が散見されます。外構のイメージを膨らませるときは、失敗事例からも学ぶことが大切です。
外構見積もり抑えるべき7つのポイントまとめ
外構見積もりをもらう前に、外構のイメージを膨らませ自分にとっての「理想の庭」を営業マンに伝えられるよう準備をしておきましょう。理想の庭が相談をするごとに変わっても問題はありません。ただ大きく変更するときは営業マンに流されている可能性もあります。時には振り返るためにも最初のイメージが大切です。
イメージと正しい予算の提示を事前にしっかりと行っていきましょう。相談内容が業者ごとに異なるとゴールが複数に分かれます。「理想の庭」の実現がゴールです。ゴールを見据えるためにも外構見積もりで抑えるべきポイント7つを参考にしてください。