
「家を安く建てたい!」と考えている人はいませんか?気持ちは十分にわかります。
家を建てるとき、実際の金額を提示されて驚く人もすくなくありません。中には、見積もりの3分の1程度で考えていたと話す人もいました。
家は本当に高い買い物です。
しかし、一度家を建てたいと思った以上、なんとしてもやり遂げたいという気持ちが大切ではないでしょうか。安く家を買うコツを探してでも建てたいと思うのは当然です。
そこで今回は「家を安く建てたい!安く家を買うコツ10選」を解説します。
とにかく安く家を買いたい人は参考にしてください。
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目次
家を安く建てたい!安く家を買うコツ10選

- 希望を必要最低限にしぼる
- 住みながら間取りの希望をかなえる
- 予算を絶対に守る
- 規格住宅で建てる
- 標準仕様のみで建てる
- 地元の工務店に依頼をする
- 設備のグレードを低くする
- 照明器具を検討する
- 立地条件の良い土地を選ぶ
- 値引き交渉をする
詳しく解説をしていきます。
安く建てたい①希望を必要最低限にしぼる

しかし、欲を言い出せばキリがありません。安く建てたいのならば、希望を必要最低限にするべきです。
多くの人が考える、家の間取りに取り入れたいオプションを紹介します。
もしすべてをかなえた場合、大手ハウスメーカーならば数百万円単位で金額が上がります。対面キッチンにするのならば、性能の高い製品の方が良くなるものです。歯止めがかからない状態になり金額が増え続けます。
まずは、夫婦で話し合いを行いましょう。希望の間取りを箇条書きで出していきます。夫婦が同意見になるものは、かなえる順位を上げていく方法です。
ココがポイント
全てを諦めるのではなく、必要最低限に絞ることに注力をしてください。
ライフスタイルに照らし合わせて決めています。本当に必要かどうかを考えましょう。
ココに注意
すごくほしかった健康器具を買ったあと、利用せず買ったことに満足するタイプの人は要注意です。
利用しない間取りにお金を支払いのは、「家を安く建てたい!」という気持ちに反しています。
休みの日にしか利用しない個室の書斎が本当に必要でしょうか。リビングに居る方が心と体が休まる人もいます。
箇条書きで書いたものが、本当に必要かを考えなおし、ランキングにしておきましょう。予算の範囲内でかなえられるだけの希望を選択するのが、安く家を買うためのコツです。
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安く建てたい②住みながら間取りの希望をかなえる

安く建てたいのならば、自分でできることは自分でやるスタイルがおすすめです。
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ただし、建物の性能に影響を与えない部分のみしか手を出せません。
基礎や躯体、窓や屋根、さらに外壁などに関しては、ハウスメーカーが行います。別の場所で自分が出来ることを探しましょう。
例えば、仕上げのクリーニングは自分で行うとハウスメーカーに相談をします。自分で行うことで、安くなればラッキーです。ただ多くのハウスメーカーは、断ってきます。
一連の流れで利益を考えているので、イレギュラーを嫌う可能性が高いです。お願いする立場で、自分でできる部分を削ることで安くならないかを相談しましょう。
棚なども、自分で設置できる範囲ならば依頼をしません。住みながら間取りに備えていきます。
必要な情報
- 省ける作業はないか
- 自分で出来るか
- 安くなるか
上記3点を確認しながら営業マンと相談をします。気持ちが理解されれば、安くなる場合もあるので、住まいづくりへ積極的に参加をしましょう。
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安く建てたい③予算を絶対に守る

久しぶりに買い物にでたとき、目的以外のものを衝動買いする人はいませんか?100円ショップに行ったら、思わずいろいろ購入する人もいます。
予定以外の物を購入すると、後悔をする可能性が高いです。衝動買いで購入したもののほとんどは利用をしません。
同じような感情が家を建てるときにも起こります。どうして家を購入するとき、衝動買いに近い状況が起きるのでしょうか。
ワクワクしていることも関係しているかもしれません。便利にしたいと思う人もいます。自慢したいと考えるかもしれません。高額な買い物なだけに、後悔したくないという気持ちも先行します。
ココがポイント
しかしどれも「家を安く建てたい!」という行動の、邪魔になる思いです。
衝動買いをしない方法は、財布の中にお金を入れておないこと、お金がなければ衝動買いができません。クレジットカードもすべて置き、買い物に出かけます。
同じように、家を建てるときも「予算を絶対に守る」という意思を持ちましょう。
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予算以上のお金が必要になるのならば諦めるぐらいまでの覚悟をしてください。
予算を守るのが、安く家を買うコツのひとつです。
最初に出せるお金を決めておくことをおすすめします。
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安く建てたい④規格住宅で建てる
規格住宅は、ハウスメーカーや工務店が用意したプランから選んで建てる家のことです。内装から設備、間取りや外観、屋根に至るまで決められています。
すでに決められた条件を組みあわせることで、安く建てることができるのです。
既に決まっている間取りから選ぶので、設計をする必要がありません。
設計士に依頼をしないので、人件費が安くなります。
また、プランどおりの家になれば、工事作業もスムーズです。別で依頼された作業を組み込むなどイレギュラーがなくなります。工事期間が短くなるので、それだけ人件費が安くなるというわけです。
さらに、設備や資材もまとめて購入することから、安く手に入ります。品質の良い資材が安くなるのでお得感が増す建て方です。
しかし決められた間取りになることから、自由度がありません。気に入ったプランが見つからないと依頼ができないのもネックです。
先ほど決めた、間取りの希望が多くかなうプランを見つけましょう。
最適なプランが見つかれば、希望に近い条件で家を安く建てることができます。
安く建てたい⑤標準仕様のみで建てる
標準仕様とは、基本となる仕様のことで、本体価格に組み込まれています。標準仕様だけで間取りや設備を決めれば、表示価格に近い金額が提示される仕組みです。
逆に、オプションを多用すれば価格はどんどん高くなります。できるだけ、オプションは選択をしないようにしましょう。
ただし、工務店やハウスメーカーによっては、オプションを多彩に利用してくるかもしれません。実は、お客様とハウスメーカーとのトラブル原因のひとつに、オプションがらみが多くみられるのも事実です。
ココに注意
オプションを利用して、利益や契約を取ろうと考えるハウスメーカーもいます。
ずるい営業マンは、何も知らない素人のお客様が大好きです。自由な営業ができます。
しかし、お客様が何かしらで知識を得たことから、違和感を覚えてしまいました。おかしなオプションで揉める状況に陥ります。
最初から、オプションを無視する方法が、嫌な思いをしない手段です。オプションはお金がかかります。今説明したような思いでいれば、無駄なオプションを追加しません。
家を安く建てることも含め、オプションはできるだけ無視することをおすすめします。
安く建てたい⑥地元の工務店に依頼をする

安く建てられる理由は、次のとおりです。
直接施工なので、余計な中間マージンが発生しません。中間マージンが、利用者にとって一番無駄なお金です。
施工をする工務店に直接依頼をするので、余計なお金が抑えられます。
また、モデルハウスを建てないことや、CMなどの広告にお金をかけないことから経費がかかりません。
ココがポイント
大手ハウスメーカーの請求には、CMの作成費用や放送費用が乗っています。
利用者にとっては、正直どうでもいいお金です。
しかし利益でCMを作る以上、仕方がありません。
地元の工務店は、余計な出費を抑えているので、安くなるというわけです。
他にも、大手ハウスメーカーは、営業マンに多額のインセンティブを支払っているかもしれません。売り上げの一部が社員の給料として大きく反映されます。
ただ、家を安く建てたいのならば、必ず複数の会社に相見積もりを取りましょう。依頼先が、必ずしも良い工務店とは限りません。
相見積もりを事前に説明することで、相手の本性が見えることがあります。相見積もりをとって、納得をしてから契約をしましょう。
安く建てたい⑦設備のグレードを低くする

ハウスメーカーや工務店の中には、規格住宅でも設備のグレードを選べるタイプがあります。食洗器や自動で清掃を行う浴槽など、目を引く設備が山ほどありますが誘惑に負けてはいけません。
設備のグレードには、数十万円の差があるはずです。家を安く建てたいのならば、グレードを抑える必用があります。
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ただし、無ければ困るという設備まで省くのは危険です。先ほど決めた予算に収まるのであれば、極端に落とす必要もありません。
難しいですが、何事も「ちょうど良い塩梅」が必要です。我慢しすぎてもよくありません。
しかし、ひとつの希望をかなえたことで、一気に「財布の紐」が緩むのも危険です。注意をしましょう。
グレードを低くするのは家を安く建てるためのコツですが、不便な住まいになってもよくありません。
ちょうどいい範囲で決めることをおすすめします。
安く建てたい⑧照明器具を検討する
照明器具がどうなっているかを確認しておくのも大切です。わからない場合は、営業マンに確認をしてください。
配線の工事は、電気工事に含むので特に決まりがありません。照明器具が知らぬ間にオプションに組み込まれていることもあります。
ココがポイント
「配線工事だけ」か「照明器具の設置工事」まで含まれているのかなど、どこまでを工事するかはハウスメーカーごとに違うのです。もし配線工事だけならば、照明器具は自分で取り付けることをおすすめします。
照明は、家電量販店でまとめて購入するほうが安いです。念のため、照明関係の返事を後にして、家電量販店で計算をしましょう。どちらがお得かを検討します。
値引き交渉をすると、「照明器具を無料にする」と提案してくる営業マンが多くいるようです。性能の低い照明器具を設置して、値引き交渉を上手に避ける手段に利用されています。
性能の悪い照明器具で、後悔する人が多くいることを知っておきましょう。
もし、照明器具が標準仕様に含まれていない場合は、別で購入することをおすすめします。小さいことかもしれませんが、安く家を建てるコツのひとつです。
安く建てたい⑨立地条件の良い土地を選ぶ
家を安く建てるためには、立地条件も大切です。立地条件が悪いと高額になるかもしれません。
余計な工事費で金額が上がります。
形がいびつだと余計なスペースが生じます。規格住宅で建てられないほどいびつな土地ならば、注文住宅で建てるしかありません。確実に家の値段が上がります。
他にも、高低差のある土地ならば「盛土」や「切土」などの作業が必要です。余計な請求が発生します。
また、地盤が悪ければ、補強工事が必要です。内容によっては数百万円単位で請求されるかもしれません。地盤の確認も必要です。
家を建てる土地が細い道の奥にあると、工事が大変になります。通常、資材などの搬入は土地の目の前までトラックで運びますが、車が入れなければ人が運ぶしかありません。工期日数も増え人件費がかさみます。
安い土地だからと言って購入を決めると、工事でお金がかかるかもしれません。
家を安く建てたいのならば、土地選びも慎重に行いましょう。
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安く建てたい⑩値引き交渉をする
家を安く建てたいのならば、値引き交渉も考えておきましょう。値引き交渉のしやすい時期に依頼をする方法をおすすめします。
を安く買うためのコツです。
値引き交渉のコツ
- 決算時期に依頼をする
- キャンペーンが開始されるまで待つ
- 暇な時期を狙う
ハウスメーカーに依頼をする場合は、企業の決算時期がおすすめです。今年度の売上に含めたいことから、ある程度の値引き交渉に応じる営業マンも少なくありません。
キャンペーンをよく行うハウスメーカーや工務店ならば、待つのもひとつの方法です。ただ、現在住んでいる家の家賃なども考慮して判断をしましょう。
建築業界の暇な時期を狙うのもポイントです。主に4月から6月は、落ち着く時期と言われています。依頼を得るために、大きな減額をしてくれるかもしれません。
減額交渉のタイミングは契約前です。事前に他からも相見積もりを取っていることを伝えておきましょう。難色を示していると、相手から値引き交渉を持ちかけてくるかもしれません。
ただし、過度な値引き交渉は、資材のランクを落とされる要因になります。無茶な値引き交渉は持ちかけないよう注意をしましょう。
まとめ
「家を安く建てたい!安く家を買うコツ10選」を解説しました。安く建てるコツに、規格住宅を外すことはできません。自分たちの望みがより多くかなう、規格住宅のプランがある会社を選択しましょう。
ただ、あまりにも安さだけを追求すると、住み始めたあとに後悔をします。何十年も住み続ける家です。ゴールは建てることではなく、「長く幸せに住み続けるための家」ということを忘れてはいけません。