注文住宅の購入にあたり、土地探しで悩まれている人はいませんか?土地と家のことを同時に考えたことで、結局何から手を付けて良いかわからなくなる人もいます。
一度見失うと、土地探しで失敗をするかもしれません。どんなに優れた家を建てても、土地で失敗をすると長きにわたり後悔をします。
納得のいく住まいには、土地探しも重要です。しかし、初めてのことから、失敗をする人も多くいるので注意をしましょう。
大切なのは、よくある失敗を確認して、同じ事態にならないことです。
そこで今回は、「土地探しのよくある失敗10選!土地購入で注意すべきこと」を解説します。土地探しで悩まれている人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
土地探しのよくある失敗10選と土地購入で注意すべきこと

- 土地の購入価格が高くなり過ぎた
- 住み始めてから近隣に迷惑な人がいた
- 安い土地を購入するため郊外に決めた
- 購入したが希望の間取りが取れなかった
- 夜の状況が全然違った
- 購入を迷ったことで他の人に取られてしまった
- 土地を探し始めてから数年が経った
- 通勤通学に不便だった
- 地盤が弱く補強が大変だった
- 焦って決めてしまった
土地購入で注意すべきことと合わせて解説をしていきます。
失敗①土地の購入価格が高くなり過ぎた

土地があまりにも高額になったため、注文住宅の予算が足りなくなるのです。しかたなく、設備のグレードや開放的な間取りを削ります。
希望からかけ離れたことで、住み始めてから後悔をするのです。
ココがポイント
多くの人が「良い」と思う内容は、需要が高まり土地購入価格が高額になります。「良い」ものばかりを追いかければ、予算をオーバーするかもしれません。
注文住宅の見積もりを出していないことで土地購入にいくらかけて良いのかを考えず、どんぶり勘定の状態で購入する人もいます。
理想の土地を見つけたことで、急いで購入したくなるのです。失敗談の口コミの中には、営業マンに急かされたことで慌てて購入する人もいました。

「土地購入で注意すべきこと」
最初に、準備できる予算をまとめておきましょう。次に、理想の家を建てるには、費用がいくら必要か見積もりもだしておきます。
ココに注意
また、土地探しと住まいの間取は、すべての理想を求めるとあっという間に金額が跳ね上がるので注意をしましょう。
優先順位を決め、妥協ができるところは無理をしないことも大切です。
失敗②住み始めてから近隣に迷惑な人がいた

ストレスがたまるような迷惑を受け、身も心もズタズタになるのです。
失敗談の口コミを見ると、騒音問題で悩む人が多くいました。朝大声を出す人が住んでいるなど、迷惑行為をする人は普通の人の想像を超えてきます。
また、騒音問題は人だけではありません。バイクが良く通る道路が前にあったという口コミも見られました。鳥が大量に発生することで、早朝がうるさいという内容もあります。
近隣にゴミ屋敷があることを気が付かず購入した人も居るようです。「私有地だから通るな」とバリケードを設置して近隣住人と対立している人がいるなどの口コミもありました。
長く住むためには、近隣住人も気にしなければいけません。
「土地購入で注意すべきこと」
周辺環境の確認を1度で済ますのはおすすめできません。できれば、近所の話を聞きながら、情報を集めておきましょう。
ココがポイント
お金がかかりますが、第三者に依頼をする方法もあります。
時間帯や日にちを変え、数回にわたり周辺環境を見ておくことが必要です。
失敗③安い土地を購入するため郊外に決めた
広さと安さにこだわりすぎて土地探しを失敗する人もいます。郊外に土地を購入したことで、いろいろと悩む口コミが見られました。
通勤にバスを利用する土地を購入する人は、最終が早いため注意が必要です。間に合わず何度もタクシーを利用すると言った口コミも見られました。飲み会がある日は大変と話す人もいます。
また、年齢を重ねたことで郊外が辛くなる人もいるようです。駅に出ることや、買い物などに不便を感じます。
ココがポイント
購入するときは気にならないことが、年齢を重ねることで大変になるのです。
「広い土地」にこだわり過ぎたと後悔をしています。
「土地購入で注意すべきこと」

その際、長く住むことを考慮し年をとっても大丈夫かを考えます。
ココに注意
車ではなく、電車通勤で夜勤などもある変動勤務の人は、通勤時間も考えなければいけません。「バスでも自分は大丈夫」と思いこむのが危険です。
毎日になることをしっかりと想像しておきましょう。
生活を具現化して、本当に土地探しが問題ないかを確認することが必要です。
失敗④購入したが希望の間取りが取れなかった

土地の条件により、二世帯や3階建てに法律で制限を受けることもあるので注意が必要です。
建物の主な規制
- 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
- 容積率:敷地面積に対する延床面積の割合★
建ぺい率は建築基準法により、防災や風通しなどを考慮し制限を受けます。
ココに注意
土地のギリギリに家を建てたいと考えるかもしれませんが、建ぺい率を超えることはできません。
容積率は、建物の規模や公共施設のバランスを確保し、市街地の環境維持が目的で決められています。無視をして延床面積を増やすことはできません。
「土地購入で注意すべきこと」
ハウスメーカーで土地探しもお願いをすると失敗を防げます。また、購入前に信頼できる営業マンへ「この土地を購入しても大丈夫か」を相談しましょう。
建ぺい率と容積率を確認し、希望の家が建つかを教えてくれます。
土地購入だけを先に行うと、失敗をするかもしれません。土地購入と家を別に進めないよう注意をしましょう。
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失敗⑤夜の状況が全然違った

小さい子どもがいる人は、特に注意をしなければいけません。
街灯がないことで暗い道に不安を覚えます。街灯の有無は確認をしておかなければいけません。
冬に部活から帰る子どものことを想像してみましょう。暗い夜道は危険です。
バイクの音で困っている口コミもありました。夜に趣味のバイクを走らせる人が住んでいたことで困っている人もいます。
また、夜中に公園で騒ぐ人がいることで悩む口コミもありました。

「土地購入で注意すべきこと」
土地購入の前に、必ず夜の時間も確認をするようにしましょう。
ココに注意
昼間に「街灯があるから大丈夫」と見ても、実際の雰囲気で印象が変わることがあります。
夜に見ることで気づく点があるかもしれません。現地調査は夜も行うべきです。
失敗⑥購入を迷ったことで他の人に取られてしまった
購入をためらったことで長きにわたり後悔をする人もいます。土地探しを始めて間もないとき、理想の土地に出会いました。
しかし「他にもあるのでは?」と考え、土地購入を躊躇します。良い土地は誰の目から見ても良い土地なので、他にすぐ買い手が決まるというわけです。
人は、別の人にとられてしまい、もう手に入らない事実に直面すると対象を美化する傾向が見られます。別の素晴らしい土地を見つけても、「前の土地の方が良かった」と思い、決めることができません。
さらに詳しく
次の素晴らしい土地も別の人に取られてしまうのです。最初にためらったことで、負の連鎖が始まります。
2回の失敗により、次は良い土地があればすぐ土地購入をすると決めました。結果、あまり良くない土地を焦って購入します。
「土地購入で注意すべきこと」
まずは、良い土地を見つけるのは大変ということを知っておきましょう。出会いと別れは突然です。
チャンスを逃さないためにも、自分が抱く「理想の土地」のチェックリストを作成しておきます。リストの項目を多くクリアすれば、決断を急ぐことも時には必要です。

失敗⑦土地を探し始めてから数年が経った
希望が多すぎて、自分の理想の土地が見つからず、土地探しを始めてから3年経ったという口コミもありました。妥協ができないことで、土地探しを難しくする人もいます。
住んでから失敗をしたくないと思いすぎるあまり、条件を妥協したくない気持ちもわかります。しかし、家を建てると決めたのならば、条件に固執しすぎるのも問題です。
賃貸で家賃を支払う分が勿体ないと思いましょう。
ココがポイント
住宅ローンの支払いは、少しずつ自分の物になる実感がわきますが、家賃は支払って終わりです。購入ができるのならば、賃貸の支払いを終わらせることで、無駄な支払いが減るという考え方もできます。
また、ネットの情報だけに頼るのもいけません。本当に良い土地は、ネットに掲載される前に売れるのが普通です。
ネットや大手の情報だけで土地を探しても土地探しは成功しません。
「土地購入で注意すべきこと」
より多くの情報を得るようにしましょう。小さい不動産や実際に現地に足を運ぶことで、理想の土地が見つかるかもしれません。
「時間がない」を理由にして、ネットだけで探していても無駄な時間を費やします。条件を妥協しながら土地探しをすることが必要です。
失敗⑧通勤通学に不便だった

実際に駅まで歩くことで気が付く不便もあります。
都心部では減ってきましたが、開かずの踏切は今でもあります。特に駅の近くの踏切はなかなか開きません。
目の前が駅なのに、開かずの踏切で不便を感じる人もいます。
また信号の長い交差点で、毎日待たされることにイライラするという口コミも見られました。車の通りが激しい横断歩道で怖い思いをする子どももいます。
住み始めてから危険を感じる人もいるのです。
「土地購入で注意すべきこと」
駅や学校までを実際に歩くことで不便さの確認ができます。
ココに注意
Googleマップだけですまそうと考えている人はいませんか?情報も古く開かずの踏切やリアルな交通量、信号待ちに気が付けません。
楽をしようと考えず、実際に歩いてみることが大切です。
失敗⑨地盤が弱く補強が大変だった
安く良い場所に土地を購入できたが、地盤が弱いことがわかり工事費用が高額になったと後悔する口コミもありました。
どんなに耐震性に優れた家を建てても、地盤が弱ければ意味がありません。弱いことがわかった以上、地盤改良が必要です。
地盤の補強には、主に次の3つがあります。
地盤の補強
- 表層改良工法:1坪あたり2万円程度
- 柱状改良工法:1坪あたり5万円程度
- 鋼管杭工法:1坪あたり7万円程度
価格は目安です。3階建てを建てるのならば、より地盤を強くしなければいけません。費用は高額になります。
ただ、補強をした土地だと言われても何だか不安を抱きませんか?「本当に大丈夫かな?」と、地震が発生するたびに考えるかもしれません。
「土地購入で注意すべきこと」
情報を集めて確認をしておきましょう。
ココがポイント
ハザードマップの活用がおすすめです。地域によっては土地の調査結果を公表している場合もあります。
昔の地図を見て、前は水路でなかったかどうかの確認などもおすすめです。
失敗⑩焦って決めてしまった

土地探しを焦ってしまう主な原因を確認しておきましょう。
営業マンにごり押しされる人もいます。
ココに注意
あまり良くない営業マンは、お客の前で「空電話」をし、「ほかに買手が付きそう」とウソの説明をするかもしれません。目の前の土地がなくなることに焦りを感じ、思わず購入を決めてしまいます。
また、新しい土地の情報が出ないことに焦る人もいるようです。ネットの情報が更新されないことに「このまま土地探しがずっと続くのでは?」と焦ります。
なかなか決められず、家族に優柔不断と言われ勢いで購入したと話す人もいました。
「土地購入で注意すべきこと」
焦って成功をする人もいます。
ココがポイント
ただ成功をする人は、明確な情報や条件を持っている人です。
失敗をしないためにも、土地探しに関する知識と自分の条件をまとめておきましょう。
まとめ
「土地探しのよくある失敗10選!土地購入で注意すべきこと」を解説しました。土地探しで失敗をする人も多くいます。
よくある失敗を知り、自分は同じ目に合わないと思うことが大切です。
土地購入で注意すべきことは、多くの人が初めての土地購入ということ、正確な情報を集めなければいけません。知らないままでいると、せっかくの大チャンスを逃します。
わからないことがあればすぐに調べ、素早い行動を起こせるようにしておきましょう。土地探しは、タイミングも重要です。