
土地探しで悩まれている人はいませんか?希望を上げだしたらキリがないので、難航している人も少なくありません。本当に良い土地に巡り合えるのか不安が生じている人もいるはずです。
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ただ、そもそも「良い土地」とはどんな土地なのでしょうか?行き詰った人はもちろん、これから土地探しを始める人も、良い土地を探すために一生懸命になるはずです。「良い土地がない」と言うだけで、自分が何を求めているかを見失う人もいます。一度、整理して考えてみましょう。自分が考える理想の土地をまとめておくことが大切です。
そこで今回は、良い土地に巡り合うために重要な「土地探しの注意すべきポイント10選」を紹介します。
土地探しの参考にしてください。
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目次
土地探しの注意すべきポイント10選
土地探しの注意すべきポイント10選は次のとおりです。
- 全ての条件をかなえようと思わない
- インターネットだけで完結しない
- 現地を必ず確認する
- 役所調査を必ず行う
- 自然災害に強い土地かの確認
- 予算の確認を必ず行う
- 地域情報の確認をする
- 自治体の分析
- 自分だけで探そうとしない
- この土地以上を探すと考えない
詳しく解説をしていきます。
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注意①全ての条件をかなえようと思わない
一生に一度の買い物になるかもしれません。多くのこだわりを持つのも当然です。
しかし、あまりにも理想を詰め込むと、無い物探しに陥ることもあります。
極端に言えば、市場にない土地を一生懸命探しても見つかるはずがありません。
まずは希望の条件をすべて書き出してみましょう。書き出したらランク付けをしてください。その中で絶対条件にするのはトップスリーまで、つまり3つです。
残りの条件は、かなったらラッキー程度で考えておきましょう。
賃貸探しと同じです。バストイレ別や2階以上、駅から徒歩10分以内など条件を上げたらキリがありません。賃貸サイトで、自分の条件を入れた後の検索結果が0件ということもあります。
仕方がないので次は妥協できる条件を外し、再度検索をするはずです。賃貸と土地を一緒にするのは違うかもしれませんが、無い物探しをしている点では同じと言えます。
条件を妥協しなければ、物件は見つからないはずです。
特に土地の場合は、賃貸と異なり賃料を上げればどうにかなるものでもありません。
予算を上げても出会わない可能性もあります。
出会いの間口を広げておきましょう。
絶対条件はトップスリーまでにしてください。
注意②インターネットだけで完結しない
インターネットで情報がなんでも得られる時代ですが、土地に関してはすべての情報が得られるわけではありません。
ココがポイント
「良い土地」とは、人気が高くすぐに買い手が決まります。わざわざネットに掲載する必要がないのです。
インターネットだけで「良い土地が見つからない」と思っている人は、古い情報だけを見ているかもしれません。
注意③現地を必ず確認する
実際に目で見て現地の確認をしてください。現地にいかななければ、見えないことも多々あります。
- 耐土地の形状
- 土地と道路の高低差
- 道路の幅
- 隣の家の軒先
- 周辺の環境
- 消火栓などの位置
万が一、ネットだけで土地が見つかったとしても、必ず現地を確認しなければいけません。
ココがポイント
「理想の土地」かもしれませんが、ネット上の写真では見えない個所もあります。家を建てたら、周囲の雨水が自分の家に入ってくる形状かもしれません。
湿気に悩み、家の耐久性が損なわれます。
グーグルマップなどで確認したから大丈夫とは思わないでください。
グーグルマップで確認したあと、必ず現地に赴いて最終確認をしましょう。
場所によっては、昼間と夜で変わることもあります。両方の環境を見ておくこともおすすめです。
近所づきあいなども確認できると助かります。なかなか難しいかもしれませんが、ちょっと声をかけるだけでもわかるかもしれません。
注意④役所調査を必ず行う
役所調査は重要です。
法務局や役所を利用して確認をしておきましょう。
用途地域
用途地域とは、使い道が指定されている土地のことを指します。住宅街に工場が突然建つと生活に支障をきたすかもしれません。市街化区域では、12種類の用途地域によって制限が行われています。
住居の環境を損なわないためにも重要な注意点です。
前面道路の幅員
幅員(ふくいん)とは、道路の幅の広さを指します。
道路と言われると車道だけをイメージするかもしれませんが、路肩や歩道などすべてを含めた幅のことです。
幅員は建築基準法により一定の制限が課せられているため、状況によっては建築線を後退する必要が生じるかもしれません。
そうなると容積率(建物の延床面積の敷地面積に対する割合)が制限されてしまいます。
これだけの広さがあれば理想の家が建つと考えていても、建築基準法に照らし合わせると不可能かもしれません。事前に必ず確認をしておきましょう。
水道管
水道やガスの配管が引き込まれていなければ通常、買い手負担で工事が必要になります。
オール電化にするのならばガスは必要ありませんが、水道は絶対に必要です。思ったより土地が安かったと思う前に、水道管が引き込まれているかを注意してください。
都市計画道路
都市計画道路とは、都市計画法により将来的に道路を拡張する計画が決定している道路を指します。
都市計画道路の区域内で家を建てようとすると、自治体によって条件が課せられ許可が必要です。
いずれ道路になる土地という観点から、簡単に取り壊しや移転ができる家しか建てることができません。
建てた後、都市計画道路事業が開始すると、土地が買収されます。
補償額は事業主により異なりますが、買収される場所の補償しかされません。
また、道路が拡張されれば、生活に支障をきたす可能性もあります。子どもの通学に危険が伴うこともあるのです。
計画道路は必ず確認をするように注意をしましょう。
注意⑤自然災害に強い土地かの確認
建物をいくら強化しても、土地が弱ければ自然災害に太刀打ちできません。
ココに注意
日本で家を建てるのならば、地震や暴雨に強い土地かの確認が必要です。
確認方法は、地盤のデータや国土交通省のハザードマップで確認ができます。
もし土地に不安がある場合は、追加工事が必要です。それだけ費用が高くなってしまいます。
ニュースなどで、地盤沈下や液状化現象を起こした家を見たことはありませんか?絶対にないとは言えない災害です。
土地の影響は建物にも表れます。玄関の戸が閉まらなくなるなど、どうにもならない状況です。不具合が生じるたびに、だんだんと怖くなってきます。
自然災害に強い土地かの確認は重要です。ハザードマップを活用して、事前に確認をしておきましょう。
注意⑥予算の確認を必ず行う
ここまでの注意点から、予算が変動するかもしれません。総予算は限られています。

土地探しから家を建てる場合、大きく3つの項目に費用を分けることができます。
- 土地の購入費用:仲介手数料や登記費用、測量費や表示登記費用、配管工事や地盤工事なども含む
- 建築費用:オプションなども含む
- 諸経費:税金や引っ越し費用など
古家込みで購入をすれば、取り壊しの費用もかかります。土地だけの代金を見て購入を決定すると、思わぬところで費用がかかるのです。
その結果、建築費を削ることになっては理想の家を建てることはできません。
ココに注意
土地は、表示されている価格だけで購入できない点に注意をしましょう。
予算の確認は定期的に必要です。
注意⑦地域情報の確認をする
地域情報の確認を必ずしておきましょう。スーパーや病院、子どもがいる家庭ならば学校などの確認も必要です。

小さい子どもがいる場合は、病院の確認もしておきましょう。得に喘息など持病を抱えている場合は夜中に病院へ行くかもしれません。夜間受付をしているかの確認も大切です。
また、学校までの通学路も確認しておきましょう。歩道がないにもかかわらず、頻繁に車が行きかう道を歩かないと学校にいけなければ不安です。
対処法があるかの確認もしてください。
まれに役所が近くにあると便利と説明する人もいますが、本当に便利かの判断も必要です。年に何回役所に行くでしょうか。本当に必要な地域情報を事前にまとめておくと便利です。
ココに注意
地域の情報は、住み始めてから何とかなると思われるかもしれませんが、事故により後悔をする人もいます。
できるだけ安全な日常をおくれるかどうかの確認は必要です。
注意⑧自治体の分析
自治体が住みよい街を目指しているかどうかの確認も重要です。共働きでこれから子どもが生まれる夫婦は、待機児童の問題が立ちはだかります。それらの改善に向けどのような姿勢で対処しているかの確認が大切です。
- 安心・安全への対策:治安、道路の整備、交番や街灯などの防犯対策など
- 暮らしへの対策:公園、自然環境、街の静かさなど
- 生活利便性への対策:繁華街へのアクセス、物価の値段、買い物のしやすさなど
- 生活を支える基盤への対策:公共交通機関の充実、幹線道路、図書館などの施設、スポーツ施設の充実など
- 医療・介護への対策:病院の数、小児科や産婦人科の数、夜間診療体制、介護施設など
- 子育てへの対策:保育所や幼稚園の充実、文化活動が活発かどうか、出産・育児・子育て支援の充実など
自治体がどれだけ街の活性化に尽力されているかの確認は、長くその土地に住むうえで重要なポイントです。人口を増やすための努力をされている自治体は、多くのサービスが受けられます。町がどれだけ活気があるのか、確認しておくことも大切です。
注意⑨自分だけで探そうとしない
自分だけで土地を探そうとせず、不動産会社やハウスメーカーの手助けを得る方が、土地探しは成功します。費用を抑えるため依頼をせず行動を起こそうと考える人もいますが、良い土地に巡り合うためには手助けが重要です。

良い土地は中々出てきません。
ココに注意
地域の情報は、住み始めてから何とかなると思われるかもしれませんが、事故により後悔をする人もいます。「希望の土地が見つかりました」と連絡を受け実際に見学したら、伝え忘れていた内容により見当外れになることもあります。
営業担当からすれば、後出しの条件ほど辛いものはありません。良好な信頼関係を築くため、さらには良い土地に早く巡り合うためにも正確な条件を伝えるようにしてください。
餅は餅屋の言葉どおり、その道の専門家に頼むのが大切です。個人では手に入らない情報を優先して得られるような関係性を築きましょう。
注意⑩この土地以上を探すと考えない
良い土地の基準がブレていると、条件に見合った土地に直面したとき「この土地以上を探す」と考える人もいます。
本当にその判断は合っているのでしょうか?探し始めてからそれほど時間が経っていないことから「探し足りないのでは?」と言った不安が生じます。最高な出会いを、自ら逃す状況です。
悩んでいる間に、その土地は別の人が購入をします。
ココがポイント
ネットにいつまでも掲載されているような土地とは違うのです。欲しい人が先に購入を決めてしまうことでしょう。人は、手に入らなくなったものを過剰評価する傾向があります。紹介されたときに即決しなかった自分を責めるかもしれません。その結果、妥協をする可能性もあります。
良い土地との出会いは「ご縁」です。良いご縁に恵まれるのは、運とタイミングが必要になります。

まとめ
土地探しの注意すべきポイント10選を紹介しました。ハウスメーカー選びと違い、土地探しは数が限られてきます。費用を増やせば何とかなるというものでもありません。運とタイミングも関係してくるので、逃さないように条件を事前にまとめておくことが重要です。
自分でもどんどんアクションを起こしましょう。「こんな土地があったけど、どうかな?」など、営業担当に話すと本気度が伝わります。休みの日に、希望の地域を散歩しておくなど、情報を事前に集めておくと判断がしやすくなるかもしれません。自分自身もどんどん動いて、より良い土地を探してください。