
5人家族の間取りで悩んでいる人はいませんか?夫婦と子ども3人の場合、上の子は小学校もしくは中学校に通っている家族構成が多いはずです。
これから子どもがどんどん大きくなります。大きくなる子どものことを考慮しながら、間取りを考えなければいけません。
部屋数もほしいけど広さもほしいと考える気持ちもわかりますが、広さには限りがあります。
都市部で暮らすのならば、広い土地を手に入れるだけでも大変です。
家族全員で、間取りに対し優先順位をつけなければいけません。家族会議が必要です。
そこで今回は、「5人家族の間取りでおすすめは?注意点とポイント10選」を解説します。
家族会議の参考にしてください。
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目次
5人家族の間取りでおすすめは?

3LDKでも問題はありませんが、部屋数に余裕を持たせるのならば、4LDK以上にしましょう。
夫婦と子ども3人、5人家族の主な部屋割り例は次のとおりです。
5人家族の主な部屋割り例
- 「夫婦の寝室」「子ども1人ずつに1部屋」
- 「夫婦の寝室」「仕事部屋」「同性の子ども2人部屋」「子ども1人部屋」
- 「夫の部屋」「妻の部屋」「同性の子ども2人部屋」「子ども1人部屋」
- 「夫婦の寝室」「1番年上の子どもの1人部屋」「下の子の2人部屋」
部屋が4つあると、いろいろな対策ができます。
ココがポイント
上の子と年齢が離れている場合は、早い時期に独立をするかもしれません。
独立をすれば4人で暮らすことになり、部屋数に余裕がうまれます。
また、2人部屋にした子どものうち、片方が受験になるかもしれません。
受験で1部屋与えたいとなれば、「夫婦を同室」にするや「書斎」を無くすことができます。
「3LDK」の場合、何か不都合があったときに対処が難しいかもしれません。
余裕を持たせるためにも、5人家族ならば「4LDK」がおすすめです。
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5人家族の間取りにおける注意点とポイント10選

- 子どもの年齢とライフスタイルを考える
- 夫婦それぞれのプライベート空間も必要
- 開放感のあるリビングがポイント
- リビングに隣接した和室が便利
- 十分な収納が必要
- 家事動線に注意
- トイレは2つ必要
- 玄関は広めにしておく
- 回遊動線のある間取り
- 洗面所と脱衣所は別にする
詳しく解説をしていきます。
子どもの年齢とライフスタイルを考える

ココがポイント
1番上が高校3年生で、2番目が小学生ならば、上の子が独立をするかもしれません。3人の子供がいても、2部屋で回すことができます。
問題は、子どもの年齢が近い場合です。3人とも小学校に通う年齢差もあります。5年生、3年生、1年生の子どもがいれば、独立してからの考え方はできません。
親心としては、子どもへ差を付けたくないと思うはずです。それぞれに部屋を持たせたいと考える夫婦もいます。しかし、在宅ワークを行っている家庭だと、仕事場で1部屋を利用します。
子どものために3部屋の準備はできません。
さらに詳しく
子どもの年齢とライフスタイルを考えたとき、4LDKで足りないのならば、屋根裏部屋を検討しましょう。屋根裏部屋ならば、固定資産税が非課税になります。余分なスペースを有効活用できる間取りです。
子どもの年齢とライフスタイルが、5人家族の間取りに大きな影響を与えます。
年齢が近い場合は、それぞれに部屋を与えることで無駄な兄弟喧嘩も防げるはずです。
間取りを決めるときは、子どもたちの年齢差に注意をしましょう。
夫婦それぞれのプライベート空間も必要
5人家族はワイワイしながら楽しい毎日が過ごせます。
しかし、夫婦に休まるときがないのもつらいところです。間取りにプライベート空間をつくることで、ストレスをためない住まいにできます。
寝室の奥にウォークインクローゼットを2つ並べて設置することで、各々のプライベートルームになります。コンセントや照明を付けておけば、寝室の奥でゆっくりと本を読むことも可能です。
また、リビングのすき間に2席分のワークスペースを備えることもできます。夫婦がそろって落ち着ける空間の完成です。
屋根裏部屋をお互いに利用するのも良い方法ではないでしょうか。
3人の子どもを育てるのは大変です。住まいにちょっとしたプライベート空間を求めることで、落ち着いて考えることができます。
5人家族でも、夫婦のプライベート空間は大切にするべきです。
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開放感のあるリビングがポイント

兄弟の仲が良いと、生活が楽になります。親は、3人兄弟が仲良くできる間取りを意識しましょう。
ココがポイント
理想は、子ども部屋は寝るだけの場所になることです。勉強や遊びは、リビングで兄弟がそろって行います。
寝るだけの子ども部屋ならば、4.5畳ぐらいで十分です。8畳の部屋に、可動式収納やパーティションを設置して、分けることもできます。
余った敷地は、書斎などワークスペースなどの採用も可能です。
部屋を小さくすることで、リビングに開放感をつくれます。
リビングで作業をするには、広く開放的なリビングでなければいけません。3人の子どもが、全員小学生ならば、リビングの充実がポイントです。
集まれるリビングが、仲の良い兄弟のきっかけになります。
子どもが多い家庭の間取りは、子どもが中心です。3人兄弟が仲良くできる間取りを考えなければいけません。
広く開放的なリビングは、3人が集まれる場所の大切な第一条件です。
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リビングに隣接した和室が便利

和室を隣接させるとこで、多くのメリットがうまれます。
リビングに隣接した和室は、アイロンがけや洗濯物をたたむ場所に最適です。リビングにいる子どもたちの様子をみながら家事ができます。
和室で子どもたちが遊ぶことも可能です。キッチンから目が届けば、調理中も安心して遊ばせることができます。
赤ちゃんのいる家庭ならば、おむつ替えや、お昼寝にも重宝する場所です。
ココがポイント
普段は夫婦の寝室として利用ができます。
子どもたちが小さく両親と一緒に寝たいと言えば、和室なので布団を敷き詰めて寝ることも可能です。
自由度が高まります。
5人家族で、敷地の広さを有効に活用するのならば、リビングに隣接した和室がおすすめです。
十分な収納が必要

子どもが3人もいると、部屋の中がゴタゴタしがちになり、親もイライラします。
物を片付けられる収納があることで、リビングなどがスッキリするはずです。
子どもが多いと、大きくなるにつれ次のような問題がおきるかもしれません。
子どもの成長で荷物が増える要因
- 着るものが増える
- 部活の道具
- 食事の量
子どものうちはおもちゃなどですが、大きくなるにつれ服や小物が増えてきます。部活が始まれば部活の道具置き場も必要です。
また、食事の量が増え、買い置きをしなければいけません。
3人の子どもがスポーツを始めれば、とんでもない量の食事をします。
野球やサッカーなど、すでに野外スポーツを始めている子どもがいる場合は、土間や大きめのクローゼットが必要です。
食事の量も考え、パンドリーの設置も検討をしましょう。買いだめすることで、買い物も楽になります。
子どもが大きくなることを見越して収納を考える点に注意をしましょう。
家をキレイにするポイントのひとつです。
家事動線に注意

家事を効率良く行うために、家事動線にも注意が必要です。家事は毎日こなすもの、子どもが小さいと負担は大きくなります。
共働きの家庭ならば、時間も限られてくるので、確実に終わらせる段取りが必要です。
洗濯は1度で終わりません。最低でも2回は回します。子どもが運動系の部活を始めれば、さらに洗濯物が増えることでしょう。量が増える分、早く干さないと乾きません。
料理も、毎朝5人分を作ります。洗濯物をしながら朝食を作らなければいけません。子どもが自主的に起きなければ、さらに一苦労です。
ココがポイント
水回りをまとめることで、家事をしやすくします。2階リビングを採用すれば、洗濯物を干すのが楽です。場合によっては検討をしましょう。洗濯物をためないためにも、部屋干しができるスペースの確保も考えておくべきです。
5人家族は、毎日の家事だけで疲れます。できるだけ負担を軽減する工夫が必要です。
家事動線を意識した間取りに注意をしましょう。
家事を楽にすることで、子育ての時間が増えます。
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トイレは2つ必要

1階と2階の両方に設置をしましょう。朝にトイレ渋滞が発生すると、家族がイライラするかもしれません。
家族が多い家庭の「あるあるネタ」のひとつです。
ココに注意
両方とも最新の設備が付いたトイレにする必要はありません。リビングのある階のトイレは性能を良くして、もうひとつは性能を下げると予算が抑えられます。洗面台を設置する必要もありません。
トイレを2つ設置するメリットは「トイレ渋滞を無くす」と「夜中のトイレで階段を利用しない」ことです。最新の設備にこだわる必要はありません。
家を出る時間が5人とも同じぐらいだと、トイレ渋滞は確実におきます。トイレのことで口げんかなどしたくはありません。
しかし、時間が押し迫ることでお互いがイライラします。つまらないケンカの種はなくしておきましょう。
トイレを2つ設置するのは、イライラしないためのポイントです。
玄関は広めにしておく

できるだけ広めの玄関にして、収納を設置しましょう。大きな玄関にすることで、キレイな状態が保てます。
5人家族の玄関には、傘も5人分必要です。置けるだけのスペースを確保しなければいけません。
外で利用をしたものも、玄関の収納スペースで保管ができます。家の中に持ち込むと汚れるかもしれませんが、玄関に置ければ問題はありません。
掃除も楽になります。普段は履かない靴をしまっておけるスペースがあれば、玄関はキレイです。
さらに詳しく
想像をしてみてください。仕事で疲れて帰ってきたとき、ドアを開けたとたん、靴だらけの玄関が目に入ります。イラっとしませんか。思わず「靴ぐらいキレイにしろ」と怒鳴りたくなる気持ちもわかります。
しかし、玄関が狭ければ仕方がありません。
玄関は、来客時に必ず人の目に入る場所です。万が一のときは、速やかに逃げるためにも、キレイにしておく必要があります。
5人家族の間取りは、ものが多くなるので必要な場所のスペースは確保するよう注意をしましょう。リビングを削ってでも玄関の広さは必要です。
気分が良く出入りをするためにも、キレイに保つ工夫をしておきましょう。
回遊動線のある間取り

人数の多い5人家族、間取りにスムーズな流れを取り入れることで、朝の忙しい時間帯を緩和します。
5人家族がスムーズに動ければ朝も気分が良くなりますが、デメリットもあるので注意をしましょう。
ココに注意
敷地の狭い土地では、他の間取りを圧迫する可能性もあります。スムーズな流れを意識するあまり、リビングが狭くなるのは問題です。
設計士から間取りを受取ったときは、朝の動きをイメージしましょう。無理やり回遊動線の間取りにしても、利用しない出入り口が増えるのは無駄です。
回遊動線は、人数が多くなる家族に有効な間取りであることは間違いありません。
ただ、設計士の提案力もポイントです。
洗面所と脱衣所は別にする

とくに男の子と女の子がいる5人家族ならば、別にするとことを強くおすすめします。
いくら親子でも、中学生になった娘の入浴中に脱衣所へ入るのは気が引けます。娘も嫌がることでしょう。
兄弟でも同じです。妹の入浴中に兄が脱衣所に入るのはお互いに気が引けます。
お風呂の入浴時間が長いと、待つ方はイライラするかもしれません。歯を磨いて寝たいのに、兄弟のお風呂待ちをするのですから、回数を重ねるごとに文句も出ることでしょう。
また、朝にシャワーを浴びる家族もいます。朝の洗面台は取り合いです。シャワーを浴びられると、スムーズな行動ができなくなり、ケンカの元になるかもしれません。
来客者が洗面台を利用する場合、脱衣所を見られたくないという意見もありました。5人家族に関係なく、来客の多い家庭は洗面所と脱衣所を別にするべきです。
洗面所と脱衣所を別にすることで、スムーズな流れをつくれます。
間取りを考える時は洗面所と脱衣所に注意をしましょう。
まとめ
「5人家族の間取りでおすすめは?注意点とポイント10選」を解説しました。5人家族は、兄弟の仲が良くなる間取りを意識するのがおすすめです。
リビングを広めにし、兄弟がそろって行動することで絆を生みます。子ども部屋は最低限の設備にし、テレビやゲームはリビングや隣接した和室に置くことで、こもることも防げるはずです。
ただ、年齢差や性別は家族により異なります。上の子が中学生ならば、性格を踏まえた間取りを考えるのもポイントです。
「5人家族の間取りでおすすめは?注意点とポイント10選」の中から、子どもに合いそうなアイデアだけを実践しましょう。