
家族が増えるタイミングで家を建てようと考えている人はいませんか?子どもが増え4人家族になるタイミングで家の購入を考える人もいます。
「保育園に入園する前にマイホームを手に入れたい」と考える人も、いるのではないでしょうか。保育園の入園前に2人目の子を授かる夫婦が多いです。
家を建てるタイミングにはちょうど良いかもしれません。
しかし、幼い子どもを含めた4人家族で間取りを考える場合には注意が必要です。子どもの成長に対応できる家でなければいけません。
間取り作成時の注意点やポイントを確認し、後悔しない間取りを考えるようにしましょう。
そこで今回は、「4人家族の間取りでおすすめは?注意点とポイント10選」を解説します。
これから家を建てる人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
4人家族の間取りでおすすめは?

4人家族の間取りは、夫婦よりも子どもの年齢や家族構成で変わってきます。性別が異なる子どもならば、それぞれに部屋を与えるべきでは?など、いろいろと考えるはずです。
同性でも、中学生になれば部屋を分けてあげたいと思います。
国土交通省が発表する「住生活基本計画書」を確認しておきましょう。
住生活基本計画書
- 一般型誘導居住面積水準:25 ㎡×世帯人数+25 ㎡
- 都市居住型誘導居住面積水準:20 ㎡×世帯人数+15 ㎡
※「3歳未満:0.25人」「3歳以上6歳未満:0.5人」「6歳以上10歳未満;0.75人」
家族構成が夫婦2人、3歳と5歳の子どもがいる4人家族とします。
豊かな住生活の実現を前提とする場合、最低でも100㎡が必要ということです。都市部で暮らす場合は、75㎡になります。
ココがポイント
しかし子どもは成長をするので、小学校に入学前の子どもがいる4人家族ならば、75㎡以上ではなく、95㎡以上の誘導居住面積が将来的には必要です。
目安として参考にしておきましょう。95㎡あれば4LDKも可能の大きさです。
どちらにせよ、部屋数や大きさ、使用用途に沿った間取り案が必要ではないでしょうか。
4人家族の間取りは、自分たちのライフスタイルに合わせて決めるようにしましょう。
注意点とポイントを解説します。
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4人家族の間取りの注意点とポイント10選
4人家族の間取りの注意点とポイント10選は次のとおりです。
- 4人家族のリビングは16畳以上が理想
- 4人家族のつながりを重視した間取り
- ライフスタイルを考えておく
- 子ども部屋を考えた間取り
- 趣味を意識した理想の間取りを考える
- 将来を見据えておく
- 本当に必要な間取りかを考える
- 収納スペースの確保を忘れずに
- 子育てで重視する点を夫婦で話し合い間取りに取り入れる
- ユニバーサルデザインを考えておく
詳しく解説をしていきます。
4人家族のリビングは16畳以上が理想

広いリビングで4人家族全員がいつの間にか集まれる状況は多くの人が望む光景ではないでしょうか。集まるだけの魅力が広いリビングにはあります。
最低でも16畳以上はほしいところです。4人家族全員が集まりたくなるような工夫をしましょう。
雰囲気を出せる照明の設置をしてみてはいかがでしょうか。リビングの使用用途によって明るさを変更します。最近は、自宅でカラオケができるようになりました。4人家族全員でカラオケをするときは照明を変更します。
また、壁をなるべくなくすことで、入りやすくする方法も効果的です。
ゆったりとしたリビングの居心地は何とも言えません。
子どもが小さい4人家族ならば、収納を設置しましょう。リビングがごちゃごちゃしていると集まりたくなくなります。
ココに注意
子どもの遊び道具が散らばっているリビング、思わず叱りたくなりませんか。
リビングを嫌な場所にしないためにも、片付ける場所をあらかじめ指定しておきましょう。
4人家族の構成によってリビングの使用用途は変わります。子どもが大きい、祖父母との同居など、自分たちの家族構成に合わせて考えるのがポイントです。
何も考えず、ハウスメーカーの提案だけを受けると、後悔をする可能性が高いので注意をしましょう。
ライフスタイルが分かっているのは自分たちだけです。
家族全員が心身ともに健康なのかを確認するには、広いリビングが役立ちます。自然と集まれる空間で悩みを抱えている家族に気が付く体制を作りましょう。
4人家族のつながりを重視した間取り

都市部の場合、土地を手に入れるだけでも一苦労、場所を重視すると狭くなるかもしれません。リビングの広さが難しいときは、4人家族のつながりを重視した間取りがおすすめです。
ダイニングに開放感をもたすには、縦の広がりを活用します。吹抜けを利用して、上への広がりを大きくしましょう。2階にいる子どもにも声がかけやすくなり、つながりを感じやすくします。
スキップフロアの設置も有効です。壁のないスキップフロアを設置することで、家族が何をしているかがわかります。キッチンから全体を見渡せる間取りを提案してもらいましょう。
吹き抜けとスキップフロア、両方との相性が良い階段がリビング階段です。すべてを組みあわせることで解放的なつながりのある住まいになります。
子どもを干渉しすぎるのもよくありません。しかし放置も問題です。大切なのは、見守ることのできる場所づくりではないでしょうか。過干渉にならないよう注意しながら、見守れる環境を住まいに備えておくのがポイントです。
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ライフスタイルを考えておく
ライフスタイルは、家族ごとに異なります。家族構成から、どのようなライフスタイルにしたいかを考えなければいけません。
考えず間取りを作成すると後悔をします。
例えば家族構成が、夫婦2人、子ども1人、祖父母1人だったとしましょう。もし、2LDKの間取りにしたら、住み始めてから苦労をします。プライベートを保つためにも、部屋数が必要です。
ココがポイント
妻の義父母と暮らす夫の立場で考えてみます。家に帰ると気を使いませんか。義父母も気を使いますが、それが逆効果になることもあります。
仕事が終わりに同僚と飲みに行く回数が増えるかもしれません。
部屋数を増やすことが必要な家族構成なのに、広いリビングを求めた結果、住みにくくなる場合もあるのです。
4人家族の構成によっては、相手を思い合うことも大切、自分の物差しで当てはめては後悔をします。曖昧な「大丈夫だろう」で間取りを決めると、住み始めてから窮屈になるかもしれません。
良い間取りは、ライフスタイルごとに違うのもポイントのひとつです。
子ども部屋を考えた間取り

展示場で見学をする夫婦が「子どもはまだ小さいし」と話しているのを聞いたことがあります。
キレイな家を見てテンションが上がっていたのかもしれませんが、賃貸を探しているのではありません。何十年も住み続ける住まいの間取りです。
子どもが巣立つ場所だということを忘れているように見えました。
子どもが小さいときは、子ども部屋をどうするかも相談しておくのもポイントです。
相談するポイント
- 別々の部屋にするのか
- 一緒の部屋にするのか
- 広めの部屋を用意して収納で間仕切りをするのか
小さいときは仲が良いかもしれませんが、学校に行くようになると仲違いするかもしれません。学校の友人から得た知識などにより、兄弟の仲が悪くなることもあります。
子どもの頃のイメージのまま育つとは限りません。できれば、どのような状況になっても対応できるような部屋数の確保が必要です。
どちらかを優遇すると、ずっと根に持つこともあります。子どもが2人いる4人家族は、できるだけ平等になる間取りを意識しましょう。
「うちの子どもは心配ない」と考えている人は注意が必要です。
趣味を意識した理想の間取りを考える

どのような住まいを想像していますか。
理想の住まいに近づけることが大切です。
理想の暮らしは個人によって異なります。子どもは、親の趣味の影響を受けて大きくなることでしょう。
親の好きなことに対し、良い印象を抱ければ子どもも好きになります。
アウトドアが趣味の人は、大きな玄関収納や土間を間取りに取り入れるべきです。アウトドアグッズが増えると、保管場所に困ります。保管場所に困らないスペースの確保が必要です。他にも庭や中庭を取り入れるなど、自然を意識するのも良いかもしれません。
インドアで楽しみたい人は、趣味によって異なります。音楽が好きならば、防音の備わった部屋を取り入れましょう。映画が好きならば、ホームシアターの部屋が必要です。どちらにせよ、遮音性の高い部屋を意識します。
ペットと暮らしたい人は、コンセントの位置などに注意が必要です。ドアもペット専用の出入り口を付けるなど、工夫をしましょう。
親の趣味が子どもに影響を与えます。できれば自分の趣味を好きになってもらいたいと思いませんか。間取りで意識をしておくのも、受け入れやすくするポイントのひとつです。
将来を見据えておく

4人家族から増える可能性はありませんか?家族が増える可能性があるのならば、できるだけ対応できる準備が必要です。
ビジョンが明確でも、思い通りに行くとは限りません。しかしある程度は予想し、対応できるだけの間取りが必要です。
子どもが増えるかもしれません。祖父母が心配で同居をする場合もあります。部屋が必要になるかもしれないのならば、あらかじめ準備が必要です。
ココがポイント
増える前は趣味や書斎として活用し、いざ必要となれば明け渡すような部屋を間取りに入れておきましょう。
子どもの語学を考え、ホームステイを考える人もいます。あらかじめ部屋の確保をしておくとスムーズです。
4人家族から増える可能性があると思われる人は、対応できる間取りにしておきましょう。
本当に必要な間取りかを考える
一般的には、4人家族の間取りに広さの余裕はありません。本当に必要な間取りなのかを考えてみましょう。
リビングを狭くしてまで必要な部屋なのかを考えます。
収納の数が多すぎたことに後悔をする人もいます。「収納は便利」という言葉を信じ、いたるところに設置をしても利用をしなければ意味がありません。
ココに注意
収納に関しても使用用途を考えておきましょう。
敷地に余裕がない場合は、廊下をできるだけ減らす工夫も必要です。また、利用をしないのに書斎を間取りに入れるのも無駄かもしれません。在宅ワークなど、使用用途がハッキリしていない場合は、リビングにいることが増えます。
不要な間取りで、別の場所を圧迫するのは無駄です。実際に後悔をしている人もいます。
本当に必要かを再確認するよう注意をしましょう。
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収納スペースの確保を忘れずに
多すぎるのは問題ですが、使用用途のある収納スペースは大切です。
4人家族のうち、子どもが小さい場合は、これから思い出が増えていきます。収納できるスペースを確保しておきましょう。
ココがポイント
おすすめは、子ども部屋の中に収納をつくらないことです。収納は、共同で使える場所に設置し、子ども部屋は狭くシンプルにします。必要最低限のものを子ども部屋に置くことで、部屋に閉じこもるのを防ぐ方法です。
収納は共同にしても困りません。
必要な収納スペースは確保をして、部屋に閉じ込まない工夫をしておきましょう。
子育てで重視する点を夫婦で話し合い間取りに取り入れる
4人家族の場合、夫婦と子ども2人の構成が多くなります。間取りを考えるときは、2人の子育てをあらかじめ考えておきましょう。
できるだけ自然を感じてほしいと願うのならば、庭のスペースが必要です。
屋上を取り入れるのも良いかもしれません。夜空を見ることができます。
夫婦が育った環境が違うのは当然です。そのため、子育てに関しそれぞれの考え方が違う可能性もあります。
ココがポイント
間取りを考える場は、子育ての方向性を合わせる良い機会です。子育ての相違でケンカをする夫婦もいます。
間取りを決めるときに、話し合う場を設けましょう。
住みやすい間取りにするためのポイントです。
ユニバーサルデザインを考えておく

子どもが小さいと意識をしないかもしれませんが、ケガをすることもあります。また、高齢者を含めた4人家族の場合は、ユニバーサルデザインが必要です。
何十年も住み続ける家です。将来のことを見据えた間取りにしておかなければいけません。ケガをしたときも、ユニバーサルデザインを意識していれば住みやすくなります。
子どもたちが独立しても、不安を抱かせない間取りにしておきましょう。
まとめ
「4人家族の間取りでおすすめは?注意点とポイント10選」を解説しました。
家族構成にもよりますが、4人家族の間取りでおすすめは4LDKです。書斎などは、屋根裏部屋などでも増やせます。
夫婦と子ども2人の4人家族は、最も多い家族構成です。家族のきずなを高めるためには、広めのリビングがポイント、集まりやすい間取りを意識しましょう。
結束力の強い家族はリビングからの笑い声が多く、いつも楽しそうな家族です。