
ミサワホームは大手ハウスメーカーの中でも、中堅に位置するイメージを持ちませんか?
トップスリーには入らないが、トップテンにはランクインしている販売戸数が、そのようなイメージにつながってくるのかもしれません。
これは悪い意味ではなく、親しみやすいといった印象です。大手にも関わらず坪単価がお手軽そうで、検討したいハウスメーカーの一つに上げる人も少なくありません。もし検討をするのならば、坪単価とおすすめのメリットを確認しておきましょう。
そこで今回は、ミサワホームの坪単価とおすすめのメリット10選を解説します。検討時の参考にしてください。
目次
ミサワホームの坪単価
画像参照元:ミサワホーム公式サイト

安さをウリにしているハウスメーカーよりは高額ですが、高級感のイメージが持てるハウスメーカーよりは低額となっています。
ミサワホームは木造と鉄骨造の両方を手掛けるハウスメーカーですが、木造住宅の供給が大半をしめています。鉄骨に関しては親会社のトヨタホームの方が売れ行きは好調です。
次は、ミサワホームで建てるメリットを確認しましょう。ミサワホームのコストパフォーマンスを検討材料にしてください。
ミサワホームのおすすめのメリット10選
ミサワホームのおすすめのメリット10選は次のとおりです。
- ミサワホームの信頼できる工法と構造
- 地震に強い家で安心
- 万が一でも守ってくれる耐火性
- 空間設計力の高さで間取り対応力が柔軟
- 長年住める耐久性に関するテクノロジー
- エネルギー使用の最適化でランニングコストを削減
- 快適な室内空気で健康面に配慮
- セキュリティが万全で安心
- アフターケアの充実
- 親会社から得られる安心感
さらに詳しく解説をしていきます。
メリット①ミサワホームの信頼できる工法と構造
ミサワホームが独自に開発した「木質パネル接着工法」による「モノコック構造」が、住む人に安心感を与えてくれます。
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木質パネル接着工法とは、まず優れた「木質パネル」を「高分子接着剤」や「スクリュー釘」「接合金属」を用いて強固に面接合します。床の1面、壁の4面、屋根の1面、計6面をミサワホームが開発した「木質パネル接着工法」により接合、壊れにくい強固な箱を作るイメージです。
どんなんに強い耐久壁であっても、接合が軟弱ではトランプで作ったタワーのように簡単に倒れます。接続部を強固にすることで、壊れにくいモノコック構造となるわけです。
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モノコック構造とはジェット機と同じ一体構造のこと、6面のどの方向から自然災害による外的エネルギーを受けても全体にエネルギーを分散して受け止められるため、高い強度を誇る家となります。
何本もの柱を利用する軸組み工法よりも、一体化になる木質パネル接着工法の方が強固なイメージが持てるのは当然です。ミサワホームは、独自に開発した「木質パネル接着工法」と「耐久壁」で、安心な住まいを実現しました。工法と構造による安心感はミサワホームに依頼するメリットのひとつです。
メリット②地震に強い家で安心
ミサワホームの工法と構造は自然災害に強い家です。
しかし、ミサワホームの地震に対する備えは工法だけではありません。ただでさえ強い工法に、制震装置「MGEO(エムジオ)」の導入ができます。ミサワホームでは、導入することで倒壊0ではなく損傷0を目指しているのです。
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制震装置MGEOは、建物にかかる揺れのエネルギーを熱エネルギーに変換、衝撃を最大で約50%軽減します。ミサワホームの木造系住宅を建てるときは、営業担当と設置の相談をするべき装置です。
ミサワホームは創立以来、地震による倒壊ゼロ(地震による津波や火災の倒壊を除く)を公表しています。地震はいつ発生しても不思議ではありません。地震に強い家は、ミサワホームで建てるメリットのひとつです。
メリット③万が一でも守ってくれる耐火性
ミサワホームの家は、耐火性にも優れています。
全国で1日に50件以上発生する火災、自宅が被害にあう可能性はゼロではありません。さらに発生した火災の半数以上が自宅の火の不始末です。外的な要因もありますが、万が一屋内から火災が発生したらと考えると背筋がゾッとします。

ミサワホームの家が耐火性に優れている理由は、壁パネル内部の横芯材が優れたファイヤーストップ効果を発揮すること、上の階への燃え上がりを防ぎます。延焼の拡大を防ぐことで消火活動開始までの時間を稼ぎ、中に住む人たちの避難が完了できるというわけです。
ココがポイント
ミサワホームは省令準耐火構造なので、都市部の厳しい規制にも柔軟な対応ができます。

外的要因で火事が発生することもあります。ニュースで「5棟が燃える火事」という言葉を聞いたことがありませんか?
ミサワホームの家が間にあれば、そこまで広がらなかったかもしれません。ミサワホームの耐火性は、安心というメリットを持っています。
メリット④空間設計力の高さで間取り対応力が柔軟
ミサワホームの工法が、空間設計力を高め、間取りへの対応力を発揮します。一般的な居室の天井高は2.4mですが、ミサワホームならば2.6mの提案も可能です。さらにミサワホームとの特徴と言えば「蔵のある家」、間取りへの対応力が収納空間を提案します。

ただ安心してください。ミサワホームは、耐震シミュレーションシステム「 Mエム - Laboラボ 」を開発しました。建物のプラン、工法、地震の種類などを選択し、損傷被害をシミュレーションします。この情報をもとに、自由空間をより安全なものにしているのです。
ミサワホームは、空間設計力で間取りの自由度に定評があります。選ぶメリットには十分な内容です。
メリット⑤長年住める耐久性に関するテクノロジー
ミサワホームは、「防水・防湿」と「防腐・防蟻」に関する優れたテクノロジーにより、耐久性の高さというメリットを持っています。
防水・防湿
- 結露させない構造と高い防水性能。
- 換気をスムーズに行い劣化を防ぐ。
家の天敵とも言える結露、壁の中に侵入した湿気が冷やされることにより住宅は腐朽が進みます。まずは、湿気の侵入を防ぐことが大切、そこでミサワホームが採用しているのは「両面接着パネル」です。
室内で発生する湿気は、防湿フィルムにより壁内部への侵入を防ぎます。
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外側には防水透湿シートを張り、外気と通気のある通気層を設けて外装材を設置する「二重防水工法」を採用しました。パネル内部の湿度が上昇すると、防水透湿シートを透って通気層へ排出されます。壁への結露対策は万全です。
換気対策は、床下の通気性を十分に確保しています。さらに、小屋裏の熱や湿気をスムーズに排出することで高い耐久性を実現しました。
防腐・防蟻
- ミサワホーム独自の無公害防蟻工法による防腐・防蟻処理。
- 10年保証、さらに10年ごとの保証延長の実現。
ミサワホームは、シロアリを「倒す」考え方ではなく「寄せ付けない」対策を基本としています。危険な殺虫剤を散布することで、人体への影響を起こしたら意味がありません。独自の「無公害防蟻工法」は、1階の床パネル面に防蟻シートを張ることで、土壌汚染や室内空気環境への不安をなくしました。

耐久性は、長く住むために無視はできない項目ではないでしょうか。ミサワホームの対策を知ればメリットが高いことがわかります。
メリット⑥エネルギー使用の最適化でランニングコストを削減
計画停電の実施など、電力安定供給の不安を体験したからこそエネルギー使用の最適化が必要不可欠なことだとわかります。自宅が電力を創り、省エネを意識すれば不安は低減されランニングコストも下がるのです。
ココがポイント
ミサワホームは、1998年に世界初ゼロエネルギー住宅を発売した実績を持っています。
より先進の住まいを考えているのです。
- 創エネ:効率の良い太陽電池モジュールを採用した太陽光発電システム。
- 畜エネ:日中に発電した電気は蓄電池にため夜間に活用。
- 省エネ:木質パネル接着工法による高断熱設計。
- 調エネ:独自に開発したHEMSサービスで生活エネルギーをコントロール。
エネルギーを創るだけでなく、創ったエネルギーをためて使い、それを調エネにより見える化にしました。ミサワホームならば、エネルギーを意識した生活ができるというわけです。
メリット⑦快適な室内空気で健康面に配慮

ミサワホームでは、「エアテリア」を採用することで、24時間365日にわたり快適で健康的な暮らしをサポートしてくれます。
- 全館空調システム
- 熱交換型24時間フロアセントラル換気システム
- 天井埋込型プラズマクラスターイオン発生機
全館空調システムが、家全体を一つの部屋にしたような感覚で一定の温度に保ってくれます。部屋を行き来することで感じる温度差を無くし、快適な生活が可能です。寒暖差で怖いのはヒートショック、全館空調システムならば発症を抑えてくれます。
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熱交換型24時間フロアセントラル換気システムは、高気密な部屋を効率的に換気することで、屋外の新鮮な空気を取り入れてくれるシステムです。給気と排気で熱交換を行い、換気による冷暖房エネルギーロスを最小限に抑え、屋外の空気を室温に近づけて給気します。
外気フィルターの搭載で、花粉などを部屋に入れません。
天井埋込型プラズマクラスターイオン発生機は、空気環境を悪化させる原因を分解し除去します。
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カビ、ダニ、たばこや汗のにおいが室内の空気環境を悪化させる原因です。これらをプラズマ放電により作り出し、放出することで浮遊ウイルスの作用を抑えます。
空気の質が悪いと、子どもの喘息被害が酷くなるかもしれません。健康面を考えたらエアテリアの採用ができるミサワホームにはメリットがあると言えます。
メリット⑧セキュリティが万全で安心
セキュリティの高さで、家族を守るのは今の時代に必要不可欠となりました。

子どもがひとりで留守番をしている時間も不安を感じませんか。自分がいないときは、家のセキュリティを上げて守ってもらいましょう。ミサワホームでは、次の3つのセキュリティを採用しています。
- 狙われにくいセキュリティ
- 侵入しにくいセキュリティ
- 被害のでにくいセキュリティ
住まいが狙われにくくするため、センサー付きのライトで威嚇をします。光を照らすことで、暗闇を利用したカーポートやフェンスから2階へ侵入する犯罪なども抑止するのです。
ココがポイント
インターホンは録画機能付きで玄関ではなく門に設置、夜間や留守中は設置されているシャッターを利用してください。歩くことで音が響く防犯砂利を、家の周りに採用しても効果的です。
侵入をしにくくするため、玄関錠にはピッキングがしにくいものを採用、2重ロックの採用も可能です。ガラスに特殊フィルムを挟むことで割れにくくし、サブロックや2重ロックを採用します。
被害を出にくくさせるために、外出中でも住まいの防犯対策ができる、「LinkGates」の安全サービスを利用してはいかがでしょうか。外出中にも関わらず、窓や玄関が開いたときは、スマートフォンに知らせてくれます。戸締りの確認ができるモニターを確認することで、被害を最小限にしてください。
メリット⑨アフターケアの充実
ミサワホームで家を建てると、充実したアフターケアが受けられるメリットがあります。
- 引き渡し後の11カ月、23カ月の2回にわたり「定期巡回サービス」を無償で受けられる。
- 引き渡し後5年ごとに「定期点検サービス」を30年目まで無償で受けられる。
- 24時間365日体制で緊急事態にも対応。
大手ハウスメーカーならば当然のメリットかもしれませんが、ミサワホームでもしっかりと付いていますので安心をしてください。
メリット⑩親会社から得られる安心感
画像参照元:トヨタホーム公式サイト
ミサワホームは破綻をしたイメージを持っている人もいますが、それは投資関係の失敗です。当時も住宅関連は右肩上がり、現場の社員にしてみれば、破綻と聞いても何かの冗談と受取るぐらい好調だったようです。破綻は、住宅供給の低下からではありません。
当時のことを記憶している人には、ミサワホームで大丈夫?という不安が生じるかもしれませんが、現在はトヨタホームが親会社として付いています。
ココがポイント
トヨタホームのバックには日本屈指の大企業トヨタがいるのです。その事実は、ミサワホームで建てても大丈夫という安心感につながりませんか。これもミサワホームで建てるメリットです。
まとめ
ミサワホームの坪単価とおすすめのメリット10選を解説しました。まさに中堅という印象ではないでしょうか。

大手ハウスメーカーで建てたいと考えている人は、ミサワホームの検討をしてみてはいかがでしょうか。今回解説したミサワホームの坪単価とおすすめのメリット10選により、自分のライフスタイルに合ったメリットをより多く感じられた人は、検討をするべきです。