「このハウスメーカーで本当に建てていのだろうか?」と、最終段階になって悩む人もいます。なぜ悩むのでしょうか?それは何かしらの違和感を覚えたからです。違和感を探ると、ほとんどのケースで営業マンが関係してきます。「今更だけど、本当に信頼していいのか?」と考えだすのです。
話が煮詰まってからハウスメーカーを変更するのは大変ではないでしょうか。できれば、営業マンの判断は1~2回目程度で済ませたいものです。そこで今回は「この営業マンから買ってはいけない!やめたほうがいい営業マン10選」を紹介します。営業マンを見分ける判断材料として役立ててください。
目次
トップ営業マンが必ずしも良いわけではない
「トップ営業マン」とは、ハイレベルな売上実績を維持し続ける人を言います。同じハウスメーカーで同じ商品を売るのに、どうして営業マンに差が出るのでしょうか。そこには、何かしらの理由が必ずあります。ただどのハウスメーカーでも共通して言えるのは、「トップ営業マンが必ずしも自分にとって良いわけではない」ということです。
トップ営業マンには主に2種類の人がいます。
- 自分の実績を上げるために必死になる人
- お客様のためを思って仕事をしたら結果が伴う人
どちらが利用者にとって良いかは分かりません。前者の営業マンも、優柔不断な人にとっては素晴らしい営業マンになり得るからです。でなければ、トップ営業マンにはなれません。大切なのは相性です。トップ営業マンになれる人は相性が合う範囲が広い人ではないでしょうか。知人から「あの営業マンが良い」と教えられても、自分にとっての良い営業マンかはわかりません。
自分にとって良い営業マンを見極める方法には、消去法がおすすめです。これから紹介する「この営業マンから買ってはいけない!やめたほうがいい営業マン10選」に該当したら、例えトップ営業マンだとしても避けることをおすすめします。
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この営業マンから買ってはいけない!やめたほうがいい営業マン10選
- 自社の商品の良いことしか言わない営業マン
- こちらの意見を否定して聞く耳を持たない営業マン
- 馴れ馴れしい営業マン
- 約束を守らない営業マン
- 最初から質問ばかりしてくる営業マン
- 専門用語を多用する営業マン
- 諦めが悪い営業マン
- 契約を焦らせる営業マン
- 覚えが悪く同じことを何度も聞いてくる営業マン
- 最初に出した見積もりが段々と上がる営業マン
詳しく解説をしていきます。
自社の商品の良いことしか言わない営業マン
自社の商品の良いことしか言わない営業マンは、何かしら後ろめたいことがあります。完璧な家を常に提供しているハウスメーカーなどありません。必ず残念な部分があります。残念なことを隠し、ひたすら自社の商品を褒める営業マンの気持ちを考えてみました。
- 勤め先から目標に対し厳しい威圧を受けているので売り上げが欲しい
- 他のハウスメーカーに行かれると勝てない要素があるため行かせたくない
どちらも、住む人の立場に立っていないことがわかります。他社の悪口を言い、比較をさせない目論見があるようですが、空回りしている状況です。良い情報だけを与え、お客様のテンションを上げようと考えているかもしれません。
信頼できる営業マンは、自社の弱点も包み隠さず説明します。それが信頼につながることを知っているからです。

こちらの意見を否定して聞く耳を持たない営業マン
こちらの話を聞かない営業マンは、営業マンにとって都合の良い方へ誘導をしようと考えているケースがほとんどです。

「これは絶対に付けて欲しい」という内容が、営業マンにとって都合の悪いものならば「結局使わなかったという話をよく聞きます」など、つぶしにかかる可能性が高いです。中には、意味不明な「大丈夫です」だけで押し切る営業マンもいます。質問への回答に、もはや口癖かとも思える頻度で、開口一番の「大丈夫です」を付ける営業もいました。
要望を明らかに聞かない営業マンはわかりやすので即座に「ダメ」の判断ができますが、上手にかわす営業マンもいます。「なるほど」と肯定をしながら、誘導するタイプが一番厄介です。それがお客様のための提案ならば問題ありませんが、自社のためとなると最終的に希望と全く違う家が建つかもしれません。いつの間にか自分の希望がわからなくなったという人は、営業マンのマジックにかかっている可能性が高いです。
間取りを見て「当初自分が思い描いていた内容と違う」と感じた時は、いったん冷静になりましょう。意見を知らないうちに消されている可能性が高いです。「違う」と気が付いたときは、お断りすることをおすすめします。
馴れ馴れしい営業マン
距離感を持てない馴れ馴れしい営業マンはやめておきましょう。
- ため口で話しかけてくる
- 笑えない冗談を何度も言う
- 考えなしに失礼なことを言う
本人の営業スタイルなのかもしれません。逆に、馴れ馴れしい営業マンが心地よいと感じる人もいるかもしれませんが、住まいを選ぶときには避けるようにしましょう。仲良くなりすぎると、指摘がしづらくなります。
また、夫婦で来ているにもかかわらず妻の方とばかりと話す、もしくは味方をする営業マンもやめておくべきです。古いマニュアルに、妻を味方に付ければよいといった手法がありました。いまだに実践する考え方の古い営業マンは信頼ができません。住まいは家族全員が納得できるものであるべきではないでしょうか。営業目的が露呈している対応は、希望の家が建たない可能性が高いです。
場面ごとに適度な冗談で和ませるぐらいならばちょうど良いですが、馴れ馴れしいまで発展をするのはよくありません。限度を知らない営業マンはミスをしても隠す可能性が高いです。馴れ馴れしい営業マンはやめておきましょう。
約束を守らない営業マン
営業マンだからではなく、人としても問題があります。約束を守らない営業マンを信頼するわけにはいきません。
- 質問などの回答を期日までに連絡してこない
- 次の打ち合わせ時に持ってくるはずの資料を忘れる
- 約束の時間に遅れてくる
約束を守れなかったことに対し、謝罪よりも言い訳が先にくる営業マンはすぐにでもやめるべきです。反省をしていません。先に謝罪をした場合でも、守れなかった理由が納得できなければやめるようにしましょう。
簡単な約束を守れない営業マンは、納期も守れません。ズルズルと家が建つ時間が無駄に過ぎていきます。1カ月先になれば現在の家賃など、余計な費用が見えないところでかかってくるのです。時間にルーズで約束を守れない営業マンは、お客様の大切な時間を食いつぶしている自覚がありません。やめたほうがいい営業マンです。
最初から質問ばかりしてくる営業マン
来店から質問攻めをしてくる営業マンは自分勝手な可能性が高いです。すぐにでも相手の本気度を探り、ただの見学と感じれば即座に帰そうと考えています。早い段階で営業マンから次の質問を受けたら自分本位の可能性が非常に高いです。
- いつ頃、いくらの予算で建てるのかを聞いてくる
- 仕事の内容を聞いてくる
- 家を建てたい理由を聞いてくる
本気度を探るのが下手な営業マンです。相手の熱意を確認し、対応を変えてきます。そこまで悪いことではありませんが、このタイプは、他の「やめたほうがいい営業マン」の内容にも該当する可能性が非常に高いです。自分の売上げにしか興味のない人に多く、お客様をドル箱に見立てているかもしれません。トークをせず、質問攻めにしてくる営業マンはやめておくべきです。
専門用語を多用する営業マン
ハウスメーカーは、専門用語の多い業界です。言われてもわからないことが多く、理解ができません。あまりにも専門用語ばかり多用する営業マンはやめておきましょう。
- 専門用語で、できる人をアピールしたい勘違い営業マン
- 専門用語を多用して優位に立とうとする営業マン
本当に信頼できる営業マンは、専門用語を利用せず、お客様のわかりやすい言葉で説明をします。「建築業界では〇〇と呼んでいます」など、専門用語を後から説明するのです。
わからない用語を多用し説明をする営業マンは上から目線が多く、話しているとイライラするかもしれません。理解ができないと感じた時は、すぐにでもやめることをおすすめします。
諦めが悪い営業マン
諦めが悪い営業マンには注意をしましょう。他のハウスメーカーに行くことを止めようとする営業マンもいます。必死にこのあとの予定を聞いてくる営業マンは痛々しいです。
- 別のハウスメーカーの予約をしていると聞くと説明を引き延ばす
- 次の予定を決めずに帰ろうとすると「仮でもいいから」と予定をいれさせようとする
自分のことしか考えていない営業マンです。もしくは、上司から命令をされているかもしれません。「予定を立てず帰すな」「他のハウスメーカーに行かせるな」など、圧力を受けている可能性もあります。もし予定を立てずに帰したら、上司から激詰めを受けるかもしれません。激詰めが嫌で諦めが悪くなる営業マンも多いです。
ハウスメーカーの営業スタイルだとしたら、選ぶべきではありません。最後まで、その担当は上司の言いなりで動きます。良い提案が受けられる可能性は非常に低いです。あまりにも諦めの悪い営業マンはやめておきましょう。
契約を焦らせる営業マン
契約を焦らせる営業マンは危険です。何かしらの裏があるかもしれません。もしかすると、住まいの説明に不足があり、他に行かれることで知られるのを恐れている可能性もあります。契約をさせるために「今契約すれば100万円値引きます」などの話をしてくる営業マンも信用ができません。
そもそも、その100万円はどこから引かれるのでしょうか。最初から見積もりにのせていた可能性もあります。急な値引きほど信用できないものはありません。
また、打ち合わせが進む中で何かしらの違和感を覚えた人は、契約の前に「いったん持ち帰りたい」と話してみましょう。本性をだす営業マンもいます。中には、急に態度を変える人もいるからおどろきです。
営業マンとしては、本日の契約本数として見込んでいた可能性が高く、予想と反した回答に驚きが隠せないのかもしれません。ご都合主義の人です。
契約を焦らす営業マンは、何かしらの裏があるかもしれません。甘い言葉に惑わされず、いったん引いてみましょう。他のハウスメーカーの意見を聞き、違和感の正体がわかればすぐにでもやめることをおすすめします。
覚えが悪く同じことを何度も聞いてくる営業マン
何度も同じことを質問されるほどイライラすることはありません。次のような行動が見られたらやめることをおすすめします。
- 打ち合わせの時に記録を取っていない
- 2度目の来店時に顔を覚えていない
- 予約時間に来店したら他のお客様とダブルブッキングをしていた
仕事のやる気を疑うような内容ですが、実際に覚えの悪い営業マンもいます。それ自体は仕方がありませんが、努力をしていないことに腹が立つのです。さらに酷いのが、同じ質問に対し答えたあと、以前と意見を変える営業マンもいます。例えば「出身はどこですか?」の質問に対し同じ答えをしましたが、1回目は「自分も同じです」と言い、2回目は「うちの妻と同じです」と答える営業マンがいました。嘘をついているかはわかりませんが、その場しのぎをするような、自分の言葉に責任を持っていないタイプの営業マンです。
おそらく、住まいが完成するまでにいくつものミスが出てきます。早い段階でやめておくべきです。
最初に出した見積もりが段々と上がる営業マン
最初に見積もりを安くし、他社に行かないようにする営業マンもいます。安さをアピールして、他のハウスメーカーを検討から除外させる方法です。
話合いの回数を重ねていくうちに段々と値が上がってきます。複数回にわたり打ち合わせをすると、断りにくくなるという日本人の特徴を考えた営業手法です。値が上がったことを指摘されると「ここまで相談をしてきた」という実績をアピールします。「あなたのことを一番知りつくしている」「また他のハウスメーカーで一から説明をするのは無駄です」など、お客様が不利益になることを説明するのです。
ハウスメーカーを一カ所で判断するのは、やめておきましょう。見積もりを見比べればすぐに気が付く内容です。最初に、根拠もなくあまりにも安い提案をしてくる営業マンは、なにかしらの項目を入れていないかもしれません。不誠実な営業マンはやめておくべきです。
営業マンを判断するときの注意点
営業マンを判断するときは次の点に注意をしてください。
- ハードルが下がっていないか
- やたらとバックヤードに行く
- 隠語らしい言葉が聞こえる
いくつものハウスメーカーを回り、嫌な営業マンばかり見ているとハードルが下がる可能性があります。極端に言うと挨拶ができるだけで「良い家業マン」に見えるかもしれません。当然のことをしているだけなのに、比較対象があまりにも悪いことから良く見えてしまうのです。嫌な営業マンに連続して当たった時は、いったん間をおいてから別の営業マンと会うようにしましょう。
やたらとバックヤードに行く営業マンもおすすめできません。本人の意思で動いていない可能性が高いです。頼りにならない営業マンに大切な住まいを任すことはできません。営業マンの判断をするときは、冷静な目で見るようにしましょう。
まとめ
この営業マンから買ってはいけない!やめたほうがいい営業マン10選を紹介しました。
言葉は適切ではありませんが、営業マンの中には嘘つきがいます。同じものを、ある人には良いものと説明し、別の人には悪く説明するなど、状況により回答を変更してくるのです。比較や見せ方が上手く、お客様をのせてきます。営業マンに、上手にのせられた人は、住み始めてから後悔をするかもしれません。
住み始めてから後悔をしないためにも、この営業マンから買ってはいけない!やめたほうがいい営業マン10選を活用して見極めましょう。自分にとってナンバーワンの営業マンに出会うことが大切です。