
木の家に住みたいと望んでいる人ならば住友林業を検討から外すことはできません。
入ったとたんわかる木の心地よい匂いと温もり、木造を求める気持ちもわかります。木造ならば、社名に「林業」が使用されている住友林業を検討すべきです。その名のとおり、木造建築ではトップクラスの実績を誇っています。
しかし、実績があると聞きますが、実際どんなメリットがあるのでしょうか?さらに坪単価も気になるところです。
そこで今回は、住友林業の坪単価とおすすめのメリット10選を解説します。検討中の参考にしてください。
目次
住友林業の坪単価
画像参照元:住友林業公式サイト

高級のイメージがある住友林業ですが、多くの顧客に合わせた商品のラインナップが準備されています。そのため、坪単価の幅も広くなっているようです。
坪単価を見て「やはり高い」と思われる人もいるはずですが、価格は総合的な判断が必要になります。コストに対しどれだけのパフォーマンスがあるのか、そこをおすすめのメリット10選で確認していきましょう。
住友林業のおすすめのメリット10選
住友林業のおすすめのメリット10選は次のとおりです。
- 木へのこだわり
- 3つの構法から最適な住まいを選択
- 自由設計へのこだわり
- 優れた耐震性で安心な生活
- 光熱費を下げる優れた断熱性
- 長年住める高い耐久性
- 木造でも安心な耐火性
- 非常事態時の回復力
- 安心が継続する保証とメンテナンス力
- 実績のある老舗という安心感
さらに詳しく解説をしていきます。
メリット1:木へのこだわり
住友林業と言えば木造建築です。社名からわかるように、木へのこだわりは他のハウスメーカーよりも強いものを感じます。
- 北米、欧州、アジア、オセアニアなど世界各地に拠点を展開し、高品質木材の安定的な仕入れを実現。
- 使用さされる木材は、持続可能な森林からのみ伐採。
- 国内に社有林を所有。
- 間取りに合わせ木を選ぶことも可能。
木を使用するハウスメーカーだからこそ、木を大切にしています。大切にしているからこそ、質感のよい木材が手に入るのです。住友林業で建てた人に決めてについて質問をすると「木の質感」と答えた人が全体の3分の2でした。満足度が高く、納得されている人が多いことがわかります。

木を活かすための構法にもこだわりを持っています。木へのこだわりは、木造を選択する人へのメリットですが、それに合わせ木材で丈夫な家づくりをする独自の構法もメリットの一つです。
メリット2:3つの構法から最適な住まいを選択
住友林業では、3つの構法が準備されています。
- ビックフレーム構法
- マルチバランス構法
- ツーバイフォー(2×4)構法
顧客のニーズに合わせ選ぶことが可能です。
「ビックフレーム構法の特徴」
住友林業のオリジナル構法です。
日本初の木質梁勝ちラーメン構造として、特許を取得されています。利用されるビッグコラムは、一般的な柱の5倍をもつ560mmの幅を持つ大断面集成柱です。
このビッグコラムとメタルタッチ接合の採用により、柱と梁で強い耐震性を確保しました。自由な間取りと、耐震性に優れた住友林業自慢の構法です。
「マルチバランス構法の特徴」
日本の伝統的な木造軸組構法と、住友林業の最新技術を融合させた構法です。建物の基礎、床、柱、壁のバランスをとり強靭な構造にします。
地震エネルギー吸収パネルを使用すれば、さらに耐震性の高い住宅となる構法です。間取りの自由度にも適しており、和室やモダン住宅におすすめの構法となっています。
「ツーバイフォー(2×4)構法の特徴」
F1カーやスペースシャトルの構造と同じのモノコック構造(骨組みではなく天井や壁、床など全体で家を支える構造)です。
枠組材と構造用合板を一体化させたものをダイヤフラムと呼び、それを構造体に構成しました。
さらに詳しく
箱型の6面体構造が、地震エネルギーを面で受け止めることで、耐震性の強さを発揮します。高い耐火性も備えたフルセーブ工法により、3階建ての建築にも対応している構法です。
木と鉄の違いは、温もりやにおいです。木の暖かみと自然の香りは、鉄では感じることはできません。
しかし、鉄には強さがあります。その強さをカバーするために開発されたのが、住友林業の3つの構法です。これにより、別のメリットも生まれています。
メリット3:自由設計へのこだわり
住友林業は、設計満足度も高いハウスメーカーです。住み心地、外観と内観のデザインに満足されている人がたくさんいます。
- 優れた構法による自由設計の実現。
- 理想の間取りを実現するための専属のプロジェクトチームを結成。
- 完成イメージは3DCGを利用して確認。
先ほどの構法と、優れた専属チームが顧客の希望する間取りに近づけます。
ココがポイント
さらに、建ててから不満がでないようにするため住友林業では3DCGを採用、日当りなどリアルな間取りを建てる前に確認ができるのです。
木造でありながら、壁を減らす構法の開発と採用により自由度の高い家が造れるようになりました。自由度の高さは、メリットの一つです。
メリット4:優れた耐震性で安心な生活
住友林業の家は、耐震性の高さに定評があります。先ほども説明したとおり、住友林業が採用する構法は耐震性に優れているのが特徴です。安心の暮らしを支えてくれます。
ただ強いと言われても信頼できません。耐震性の強さは次の方法で証明されています。
- 耐震等級3を実現。
- 振動実験を行い、耐震性能を検証。
大手ハウスメーカーならば、耐震等級3の取得は当然となってきました。

取得をすれば耐震性の強さの証明には十分ですが、住友林業はそれだけで終わりません。3階建ての実物による、耐震実験を行っています。
震度7クラスの揺れを22回、震度6弱〜4の揺れを224回加振した計246回の振動実験を実施しました。検証の結果、構造躯体の耐震性が維持され続けたのです。
耐震性は証明されています。これは大きなメリットの一つです。
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メリット5:光熱費を下げる優れた断熱性

住友林業の家は、断熱性にも優れているのです。
- 木材を利用したことによる断熱性。
- 隙間のない構造躯体が断熱性の強さを発揮。
- 熱を奪われる窓に断熱性能に優れるアルゴンガス入り「Low-E複層ガラス」を採用。
これらにより、住宅性能表示制度の断熱等性能等級「最高等級4」を上回る断熱性を実現しました。
一般的に建築素材に利用されるのは「木」「鉄」「コンクリート」の3種類ですが、断熱性に優れているのは木です。木造というだけで、住友林業の家は断熱に優れていることがわかります。
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さらに、壁、天井、床をすっぽり覆うように断熱材を充填、まるで魔法瓶に包まれているような感覚です。また、利用されているアルゴンガス入り「Low-E複層ガラス」は、1枚ガラスと比べ熱の伝わり方を80%も低減してくれます。
これらにより住友林業が手掛ける家は、1980年頃の家と比べ年間約7万円の光熱費を抑えることができるようになりました。耐熱性の高さは、住友林業のメリットの一つです。
メリット6:長年住める高い耐久性
木造の気になる点は耐久性です。しかし、住友林業は優れた耐久性を実現しています。
- 30年〜60年の高耐久部材を使用した、高耐久外装を仕様。
- 耐久性の大敵である結露対策の実施。
- 床下に施されたシロアリ対策。
木は耐久性が弱いイメージがありますが、1000年を超えて残された木造建築の建物もあります。維持管理をしっかり行えば、長く住むことも可能です。
湿気対策として住友林業では、格子状のきづれパネルを採用しています。
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通気層から壁の中に潜む湿気を野外へ排出しカビの発生を抑え、室内の空気環境の悪化を防いでくれるのです。カビは子どもの喘息に影響がでます。カビへの対策は絶対に行うべきです。
「べた基礎」に関しては、地面と接する全面を鉄筋コンクリートにしました。
べた基礎と地面の間に防蟻防湿フィルムを挟むことで、地面からの湿気とシロアリ対策に役立っています。さらに別のシロアリ対策として、最初の10年は構造材に直接薬剤を塗布して木材を守るのが住友林業の特徴です。
ココがおすすめ
しかし効果が薄くなったあとは、別の方法を準備しています。10年後からは建物の周囲にパイプを埋設しておき、中に薬剤を注入することでシロアリを寄せ付けません。
できる限りの対策はしているといったイメージを持てませんか?耐久性を上げるテクノロジーは、住友林業のメリットです。
メリット7:木造でも安心な耐火性
木造ならば耐火性にも注目をしたいところです。
木材は、構造材の中で最も火に弱い素材といえます。だからこそ、住友林業では耐火性にこだわりを持っているのです。
- 住友林業の家は、防耐火性能が高いため火災保険料が安くなる。(火災保険料の水準が鉄筋コンクリート造や鉄骨造等と同等)
- 防火構造及び準耐火構造の大臣認定を取得。
- 避難の時間を稼ぐため火災の拡大を止めるファイヤーストップ構造を採用。

一般の木造住宅に比べるとだいぶ割安になります。これは、全焼する可能性が低いことの現れです。
火災が発生すると、木造の場合全焼する可能性が極めて高いのが事実です。それに関わらず、水準を鉄筋コンクリート造や鉄骨造等と同等にしているのは、耐火性能に優れている証拠の現れではないでしょうか。
ココがおすすめ
木造ならば、耐火性能を考えないわけにはいきません。保険料のダウンから、住友林業の耐火性能は安心できる水準といえます。
メリット8:非常事態時の回復力
住友林業では、災害に備えた住まいの提案をしてくれます。それが「レジリエンスプラス」です。
レジリエンスプラスは、心理学用語で「回復力」や「耐久力を」意味しています。自然災害が多い日本だからこそ、万が一の非常事態から素早い回復をしたいものです。レジリエンスとは、回復ができる強靭さを備えた住宅のことをいいます。
- 停電時に必要な電力を確保しておく壁掛型蓄電盤の提案。
- 太陽光発電システムの提案。
- モニターにより外出中でも室内の確認ができる安心感を提案。
- 断水時に備えた雨水タンクを提案。
- 停電時に光る「明るさセンサ付ハンディーホーム保安灯」の提案。
災害時の復旧には時間が必要です。
万が一の対策については、いつか考えればいいと思う人もいます。設置をせず家を建てると、対策をいつまでたってもしません。結果、災害時に困るのが一般的です。建てるときに合わせて備えておかなければ、ずっと後回しにされる内容です。
ココがポイント
住友林業では、家を建てるときに提案をしてくれます。建てるときに、災害時の素早い復旧や対応力までを講じておくべきです。
メリット9:安心が継続する保証とメンテナンス力
住友林業は、保証とメンテナンス力を有しているハウスメーカーです。
- 60年間の保証システム(「維持保全計画書」に基づくメンテナンス工事が必須)
- 保証システムにより無料点検の実施。(計12回)
- 24時間365日のコールセンター設置で迅速な対応を実施。
保証に関しては、大手ハウスメーカーならばだいたい付いています。住友林業だけのメリットではありませんが、もし付いていなければ困る内容です。サービス水準は、他の大手ハウスメーカーと同等レベルではないでしょうか。保証とメンテナンス力に関しては問題の無いレベルです。
メリット10:実績のある老舗という安心感
住友林業は、実績のある老舗の大手ハウスメーカーです。設立は1948年、70年以上にわたり営業を続けています。
運営が続けられているという安心感は、歴史の浅いハウスメーカーからは得ることのできないメリットです。60年保証に関しても、問題無く受けることができると予想ができます。運営を開始して5年ほどの企業に60年保証と言われてもピンときません。

さらに詳しく
さらに本社は東京の大手町に構えています。世界のトップ企業が集積する場所です。大手町に本社があるというだけで、トップクラス企業というイメージが持てませんか?長年続いている安心感が、10個目のメリットです。
まとめ
住友林業の坪単価とおすすめのメリット10選を解説しました。
企業努力で、木造のデメリットを無くそうとしているように見えませんか。メリット10選から、任せられる安心感が住友林業にはあります。木造で家を建てたい人は、住友林業を検討の中に入れるべきです。
坪単価は、高めの設定になっています。しかし、メリットから見るとコストパフォーマンスがあると感じられる坪単価です。価格が高いから止めるのではなく、後悔をしないよう一度見学をしておくことをおすすめします。