「住友林業の家は地震に強いのかな?」と悩んでいる人はいませんか。結論から言うと住友林業の家は耐震性に優れています。
しかし「大手だから」という理由だけでは納得ができません。なぜ耐震性が優れているのかを知り、納得して住友林業と契約をするべきです。
一生に一度になるかもしれない家の購入で後悔をしないためにも、気になる耐震性を納得するまで確認しておきましょう。
そこで今回は「住友林業の耐震性を10つのポイントで解説!地震に強い?」を解説します。ぜひ参考にしてください。
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目次
住友林業の耐震性のポイント10つ

住友林業の3つの構法
- ビッグフレーム構法(BF構法)
- マルチバランス構法(MB構法)
- 2×4工法
住友林業と言えば「ビッグフレーム構法」か「マルチバランス構法」です。
構法別の耐震性ポイントもあるので注意をしましょう。
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ビッグフレーム構法
ビッグフレーム構法は高層ビルに利用されるラーメン構造を、木造住宅において日本で初めて木質梁勝ちラーメン構造として実現した構法です。

耐震性のポイントは次のとおりです。
住友林業と言えば、ビッグコラムの存在です。
ポイント①ビッグコラムの採用
ビッグコラムは、一般的な105mm角の柱の約5本分に相当する大きさを有した大断面成柱です。主要構造材に、約5倍の柱を採用することで優れた耐震性を発揮します。
さらに詳しく
住友林業で建てた人の口コミでは、多くの人が建築中のビッグコラムの大きさに感動をしていました。ビッグコラムを利用していない家と比べ、耐震性が強化されるのは当然です。
しかし、いくら大きいビッグコラムを採用しても、強固に連結されなければ意味がありません。
強固に連結するため住友林業では、メタルタッチ接合を採用しています。
ポイント②メタルタッチ接合の採用
ビッグフレーム構法では、「ビッグコラム」「梁」「基礎」に高精度なオリジナル金物同士を利用したメタルタッチ接合を施します。
ココがポイント
構造材に埋め込まれた金属相互の接合によるメタルタッチ接合が、堅固なラーメン構造にするのです。
メタルタッチ接合により強固に固定することで、耐震性に優れた住まいが実現します。
メタルタッチ接合により得られた許容水平力が、耐震性と大開口を実現するのです。
ポイント③耐震性の確保と大開口を両立

窓を大きくすることで、庭とのつながりが生まれ、家に開放感をもたらすのです。
ココがポイント
さらに梁勝ちラーメン構造のビッグフレーム構法は、通し柱を利用しません。柱にとらわれることなく、各々の階で自由な間取りが実現できます。
住友林業のビッグフレーム構法は、耐震性と自由の両立ができる構法です。
マルチバランス構法

間取りの自由度と耐震性を維持する構法です。
ポイント④地震エネルギー吸収パネルの採用
地震エネルギー吸収パネルは、建物の変形を抑える役割です。

揺れを抑える理由は、床に落としてもほとんど跳ねない「高剛性・高減衰ゴム」の採用です。
さらに詳しく
運動エネルギーを熱に変換することで、吸収し跳ねなくなります。地震エネルギーも吸収し熱に変動することで大きな揺れから家を守るのです。
ただし、地震エネルギー吸収パネルは標準装備されない商品もあるので注意をしてください。
ポイント⑤スーパー檜の採用
スーパー檜は、強度が高い国産檜を利用した構造用集成材(板材を接着剤で再構成して作られる木質材料)のことです。
ココがポイント
十分に乾燥させることで含水率を15%以下に低減した板材も構成に採用をしています。
収縮や変形を防ぎ、安定した品質の確保ができる素材です。
ポイント⑥きづれパネルの採用

格子状の面材を家の周囲にはることで、耐震性と通気性が高まります。
きづれパネルが、通気性による快適を保ちながら耐震性の強い家にするのです。
ポイント⑦構造計算システムWiNXによる構造設計

建物や基礎、構造などの設計にはWiNXを利用します。
WiNXは、間取りに応じ「柱」「梁」「耐力壁」「断面寸法」「配置」「基礎の断面形状や配筋の最適化」を図ることで、最適な構造を実現するシステムです。
ココがポイント
力の流れを計算し、より安全な構造を作成します。
住友林業が開発した先進システムにより、信頼性の高い構造図面が完成するのです。
ポイント⑧耐震実験の実施
住友林業の耐震性は、振動実験により証明されています。
「ビッグフレーム構法」
2階建てよりも負荷が高まる3科建ての実物大モデルで耐震実験を行っています。揺れを加えた回数は次のとおりです。
ビッグフレーム構法の耐震実験
- 東日本大震災レベルを2回
- 阪神・淡路大震災レベルを20回
- 余震を想定した震度4~6弱レベルを224回
合計246回の強い揺れに対し、構造躯体が維持できることを確認しました。ビッグフレーム構法の耐震性は素晴らしいことがわかります。
「マルチバランス構法」
マルチバランス構法で建てた実物大の試験体に、次の加振を実施しています。
マルチバランス構法の耐震実験
- 阪神・淡路大震災時の最大地動加速度の1.2倍と1.5倍を2回
- 2倍を7回
大きな揺れエネルギーを数回にわたり与えたにも関わらず、倒壊はしませんでした。一部の内装とサイディングが軽く損傷した程度です。
マルチバランス構法に関しても耐震実験により、強さが証明されました。
住友林業では、耐震実験を動画で公表しています。動画を見れば、耐震性に優れた住まいだということがわかるはずです。
ポイント⑨独自の現場監督システムで管理を徹底
住友林業では、建てる全ての住まいの品質を維持するため、独自の現場管理システムを行っています。
建物ごとに施工情報を得ることで、品質を維持します。優れたテクノロジーによりどれだけ耐震性を強化しても、建てるときにミスがあれば意味がありません。
ココがポイント
施工管理記録書によって検査管理を実施、さらに本部にある検査部門がチェックを行います。
すべての住まいに耐震性を維持する工夫が行われているのです。
ポイント⑩標準性能で耐震等級3に対応

基本方針の中には「安心して住むことができる建物の基本性能の向上」が組み込まれています。
基本方針を実現するには、耐震性の向上が必要です。有言実行のため、住友林業では、標準性能で「耐震等級3」に対応しています。
さらに詳しく
耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の地震力に耐えられる性能を有した家のことです。耐震等級1は、震度6~7の地震で倒壊や崩壊をしない、震度5程度では損傷をしない程度のレベルを指します。
ほとんどのハウスメーカーが、耐震等級3に対応をしていますが、1.5倍以上ならばすべてレベル表示は一緒です。1.5倍相当がギリギリでも余裕に超えていても「耐震等級3」で変わりません。
住友林業は、耐震等級3のレベルを余裕で超えるハウスメーカーです。
まとめ
「住友林業の耐震性を10つのポイントで解説!地震に強い?」を解説しました。住友林業が建てる家は、耐震性に優れています。
日本で暮らすのならば、地震の脅威に対する備えは考えておかなければいけません。建てるのならば、より耐震性に優れた住まいが良いのは当然です。
住友林業の家は、ハウスメーカーの中でもトップクラスの耐震性を有しています。安心して任すことができる大手ハウスメーカーです。