これから家を建てようと考えている人は「実際に建てた人の話も聞きたい!」と思いませんか?
「経験者は語る」的なものがあると、非常に参考になります。
そこで今回は、実際にハウスメーカーで家を建てた人に「ハウスメーカー選び」から「住み始めた後」のことまで、インタビューをして詳しくお話を伺いました。

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目次
実際に住友不動産で注文住宅を建てたのは千葉県市原市の方

住友不動産を選んだ動機はなんですか?
「家を建てよう!」と決めたら、どんな方法でどこに頼むかを考えなければいけません。「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」など、いろいろな会社があります。

その理由を確認しましょう!
ハウスメーカーを選んだ動機
建て売り物件を見に行ったところ、どの家もいくつか気に入らない点がありました。
建て売りで購入したとしても、費用はかかります。
長く住まう家となることから、自分たちの希望が叶いやすい注文住宅で建てれば、納得がいく家づくりと快適な暮らしの実現が可能だと考えたからです。

建てた注文住宅の坪数と建築費用
やはり坪数やお値段などは、特に気になります。
聞いていきましょう。

建物の広さ
建築面積:19.26坪です。

建築費用
3,600万円(土地の変更費用、外構費込み)でした。

そうなると値引き交渉が気になるところです。
確認をしてみました。
建築費用に対して値引き交渉
していません。
オプションをつける代わりに本来かかる費用を安く見積もってもらいました。
例えば、キッチンに備え付けの収納を付けるなら、かかる費用を少し安くしてもらうなどです。
オプションを付けると、どうしても金額が上がります。
ここがポイント
大切なのは、本当にそのオプションが必要なのかを考えることです。
オプションを付ければ良くなるかもしれませんが、住んだ後に意味がなかったと後悔することもあります。だからと言って我慢しすぎるのも、後悔を生むかもしれません。検討を十分することが大切です。
オプションの検討も大切ですが、他社との比較も重要です。

相見積もりは取りましたか?
相見積もりは、とりました。
別の会社に見積もりをお願いしたところ、予算よりも金額が高く、返答に困っていたら、「値引きできます」と、どこをどう削るのかが曖昧な値引きで金額を提示された経緯があります。
お願いしたハウスメーカーは、具体的に数字で見える化した形の提示をしてくれたため、納得でき、決断しました。

ここがポイント
わからない値引きほど怖いものはありません。見えない部分を削る可能性もあります。質の悪い材質を使われたらたまったものではありません。
最初から値引きありで値段を提示されている可能性もあります。そのまま契約していたら、上乗せ分は誰のものになるのでしょうか。必ずしも値引きされることが良いこととは限らないのです。
展示場見学や間取り決定、こだわりなど
ハウスメーカーの決定は、大切な分岐点を決めるようなもの、非常に大切です。決めるまでの詳細を確認しておきましょう。

展示場に行きましたか?
はい、行きました。いくつかの展示場で話を聞いたり、概算を出してもらったりしました。
やはり、実物を見るのは大切ですよね。「家を建てるぞ!」という実感からテンションも上がりそうです。

間取り決め
間取りを決める際に意識したことは、飽きのこないシンプルで統一感のある空間です。
また、今後長く住まう家なので、ペットのいる家、子供ができたらなど将来を見据えた家づくりを念頭に置きました。もしも家族が増えた場合でも対応できるようと、一階に和室を二階に子供部屋用にと2部屋用意し、流動的でゆとりのある間取りにしました。
ここがポイント
建てた家には、何十年にもわたり住み続けます。仕事の転勤など、よほどのことが無い限りは、そこで暮らし続けます。
20年後には、生まれたばかりの子が成人をすると考えると、ずっと同じ部屋の訳にもいきません。家族の将来を考えた設計も大切です。

営業マンの対応
対応した営業マンは、落ち着いていて、穏やかな物腰でした。設計の打ち合わせの際も、これを足したらどうなるか、これをお願いしたらどうなるかなどについて、しっかり一つ一つ金額を提示してくれたので、信頼できました。

営業マンにはいろいろなタイプがあります。
「オラオラ営業」「待つ営業」「本音を聞くため1度怒らす営業」など、どんな手法をしてくるか分かりません。
ただ、多くの人の心に一番響くのは「一生懸命で安心できる誠実な信頼営業」です。
営業マンとの出会いで家の出来栄えはかわるかもしれません。

一番こだわった部分
初めに費用がかかりますが、将来的にあまりメンテナンスに費用がかからないような素材を選びました。外壁のタイル、床材のダイハードがそのひとつです。
生活動線やリビングなど、間取りにこだわる人が多くいます。
しかし、住み始めた後のメンテナンスにもこだわっておくのが大切です。誰もがこだわる間取りよりも外壁にこだわるとは、大切な経験談ではないでしょうか。
参考になるお話です。
住友不動産でおすすめできるポイント

建てたハウスメーカーでおすすめできるポイント
保証がしっかりしているところです。
5年、10年といった無料保証の点検があり、気になるところなどについて相談できます。家の修理などの依頼も、業者の間に入って交渉してくれ、安心です。
保証の充実は外せません。
しかし、ハウスメーカーによっては「建てた後の対応が悪い」という口コミも見られます。
本当に良いハウスメーカーで建てられてうらやましい限りです。
間取りや実際に建てた家の写真で住友不動産を解説!
それでは、実際に建てられた家の画像や、住み心地、間取りなどのこだわりを確認していきましょう!
間取り図

間取り図について
間取り図です。敷地が広いため、家の玄関をどの位置にするのかということは、悩んだところです。
水回りとリビングの配置を間際で、左右反転しました。リビングでくつろいでいるところに家族が通ると、落ち着かないのではという判断でした。
ただし来客時にキッチン横を通らないとリビングに行けないため、キッチンが丸見えになってしまうのが、ネックでした。それでも、日々の生活に支障がないことが理想です。
全てをかなえることはできません。何を優先にするかが大切です。今回の方は、「家族との普段の生活」を優先させたことがわかります。
ここがポイント
人によって価値観は違うので、正解は家族ごとに変わることを忘れてはいけません。
いろいろな人の意見を聞いて、参考にすることが大切です。
外観

外観について
家の外壁は、一枚一枚職人さんの手で貼られたたタイルです。
自然の雨で少しの汚れは洗い流されるので、特に手入れをしなくても状態は良いです。10年経ても、ひびや傷などありません。
色で表すなら白い家ですが、タイルは平面ではなく、ゴツゴツした触感。間近で見ると、真っ白ではないタイルならではの風合いの良さが生かされているなと感じます。

自然の雨でキレイになるタイルは、価格は高額ですがメンテナンスが軽減されることから、選ばれる人も多い外壁です。
良さが十分に伝わってきます。
価格で悩んでいる人は、パフォーマンスに優れている点を考えて決断をしましょう。
階段

階段について
間取りを決める際に、階段はリビング階段でと、お願いしました。
リビング階段とは、リビングを必ず通って、二階へ行くというものです。
この階段は家の中央部分に位置し、帰ってきた家族が必ずリビングで顔を合わせるようにと希望しました。扉を付けたことで、冷暖房の空気を逃がさないようにしています。
リビングは家族みんなが集う場です。リビングを通らずして、他の部屋へ行けるルートを作りたくなかったのです。
リビングで必然的に顔を合わせるので、自然と会話が生まれます。家族みんなの安心のためにも、リビング階段にして良かったと感じています。
家づくりのテーマがブレていないのが伝わってきます。「家族とのつながり」を一番に考え、階段などの配置を決めているようです。
ここがポイント
家のテーマを最初に決めておくのは大切、テーマを決めて間取りや配置を考えると、後悔の可能性を低くできます。
ドアを付けると降りるときに危険では?という意見があるかもしれませんが、声掛けするだけで回避できる問題です。
玄関

玄関について
玄関にはシューズクロークを作りました。
テントなどのちょっとした大きなものも収納可能です。棚が備え付けられており、細かなものも整理してしまえます。玄関は家の顔です。玄関に余計なものを置くことなく、スッキリ使いたいということで希望しました。
シューズクロークは扉で仕切られており、来客時にも慌てずに済みます。
ただ扉を付けたことで、多少圧迫感を感じることもあります。
欲を言えば、もう少し玄関に広さがあっても良かったかもしれません。
玄関は気持ちよく出かけるための大切な場所です。外に出るとき、家に入るとき必ず通ります。ごちゃごちゃしていたら1日の気分が最悪になるかもしれません。
広さをとり、整理整頓できる工夫が必要ということがわかりました。
とても参考になる経験談です!趣味がある人は、それも視野に入れて考えが必要かもしれません。
キッチン

キッチンについて
キッチンは、カウンター式にしました。
食事の準備や片付けがしやすく、便利です。これまでキッチンは壁で仕切られていることがほとんどでした。そのため、寂しさを感じることもありましたが、カウンター式だとリビングで家族の様子を感じながら、料理ができます。
安心感があり、良い効果を生んでいます。
ピアノ加工の収納扉は、ピアノの鍵盤のようにつるつるした光沢感が魅力です。落ち着いた印象を与える濃紺を選びました。
また勝手口は、外の駐車上に通じています。買い物をした荷物を直接キッチンに運ぶことも少なくありません。スムーズな動線が確保され、無駄な動きが減り、時間と労力の節約に繋げています。

カウンターや光沢感の魅力も十分に伝わってきました。
写真で見れるので、とても参考になります。
照明

照明について
リビングに設置されているダウンライトです。
電球は寒色系と暖色系が選べたので、暖色系にして、温かみを加えています。シンプルでクールな印象の部屋に、間接的なふんわり柔らかい照明が、程よいぬくもりと空気感を演出してくれるのが良いところです。
キッチンにはダウンライトの数が多く設置されており、手元まで明るく照らしてくれ、料理の色彩が鮮やかに映ります。
ダウンライトとは、天井に光源を埋めたおしゃれな証明のことです。照明器具が目立たないので、天井がフラットに見えるなどのメリットもあります。

住友不動産で生活して感じたリアルな評判

住み始めてからの感想について
住んでみて感じたのが、リビングの掃き出しの窓から日の光が入り、明るく温かいことです。
建築の途中で目にしたのですが、内壁と外壁との間に隙間があり、断熱材がしっかり入っていました。そのため、暖気や冷気を逃しにくい作りになっています。
外壁のタイルは、一枚一枚表情が異なり、風合いがあり、気に入っています。
10年経った今も、劣化することなく、特に目立ったメンテナンスが必要ありません。
床材のダイハードは、つるつるで光沢のある素材です。
夏は冷たく、ペットを室内で飼うにも、手入れが楽で良いのですが、冬は逆に足下から冷えます。部分的に床下暖房をつけても良かったのかもしれません。
リビングは家族が集まる大切な場所、光が感じられるは大切です。
また、建築中も足を運ぶ大切さがわかりました。建てたあとでは確認も大変です。
足元の温かさにこだわるのならば、床暖房も検討しましょう。
非常にためになる「住み始めてからの感想」が聞けました。
家づくりで感じたことを教えてください。

家づくりで感じたこと学んだこと
ハウスメーカーを探して、注文住宅を建てましたが、もちろん何も決まっていないゼロからのスタートです。私たちも右も左も分からない状態で、家づくりが始まりました。
家づくりを進めながら、施主側もある程度の家づくりにおける知識を入れておく必要があるなと感じました。こんな家に住みたいというイメージは、ハッキリと具体的な方がより実現させやすいと思います。
ハウスメーカーを決めたあと、同じハウスメーカーで建てたばかりの家を拝見する機会がありました。この機会をいただけたことで、家づくりにおける基盤が出来上がったなと感じています。それまでどういう家が良いのか、イメージしづらかったのですが、実際に建築された家を見学して、具体的なイメージや希望が沸いてきました。
気になったことや不明点がでたら、その都度しっかり確認し、納得のいく形で進めることも大事です。設計したままに出来上がった我が家を見たときは、感慨深かったです。
実際に住んでみての住み心地は、打ち合わせを重ね、練りに練っただけあって、満足度が高いです。こうすれば良かったなという反省点はあるものの、想像していたものと違っていたという大きなズレは、ほとんどありません。
注文住宅を手がけるハウスメーカーは、施主の想いを引き継ぎ、形にしてくれる存在です。家を建てることは、生涯に一度くらいの大きなイベントでしょう。ずっと住み続ける家だからこそ、こだわりたい家づくり。ライフスタイルが変わっても、臨機応変に対応できる、柔軟性のある家で快適な暮らしをしたいものです。
まとめ
建てた人の経験談は非常に参考になります。
これから建てる人の「道しるべ」になるはずです。
住み始めてから「こうしておけばよかった」というのは、なるべく考えたくありません。しかし予算もあります。
経験者の話を聞いて、自分の建て方も見えてきたのではないでしょうか。「いいなぁ」と思うところは真似て、「気を付けよう」というところは参考にしましょう。
体験談を集めれば集めるほど、後悔の可能性を下げられます。
自分も、建てたあとに体験談を語れるような大成功を目指してください。