リビングをおしゃれにしたい人は、壁掛けテレビの設置に迷うことでしょう。「友人の家で見たらほしくなった」など、壁掛けテレビには心を打つ魅力があります。しかし、今までと違うタイプのテレビに対し不安を抱くのは当然です。不安により悩まれている人は、壁掛けテレビのデメリットについて確認をしておきましょう。
そこで今回は「壁掛けテレビのデメリット10選」を紹介します。壁掛けテレビの設置で悩まれている人は参考にしてください。
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目次
壁掛けテレビとは?
壁掛けテレビとは、その名のとおり壁に掛けるタイプのテレビです。テレビは置くのが一般的ですが、専用の金具で壁に設置します。「電化製品を壁に付けるのは不安」と言った声もありますが、エアコンは壁掛けテレビよりも高い位置に設置する電化製品です。
専門業者が設置をすれば不安なことはありません。壁掛けテレビには次のメリットがあります。
- シンプルでおしゃれな空間が演出できる
- 見た目がスッキリする
- 圧迫感を失くせる
- 掃除が楽になる
- 地震で倒れる心配がない
- 小さい子どもやペットのいる家庭でも安心
広いリビングに壁掛けテレビと豪華なソファーを想像してみましょう。成功者のイメージが持てませんか。一般的なテレビにはない優雅さを壁掛けテレビは演出してくれます。見た目もすっきりするので圧迫感がなく掃除も楽です。
壁へ強固に設置するので地震で倒れる心配もありません。小さい子どもやペットが、テレビ台によじ登ってテレビが倒れ下敷きになる事故が発生したこともあります。壁掛けテレビならば、下敷きになる不安はありません。
壁掛けテレビのデメリット10選
壁掛けテレビはリビングをおしゃれに演出してくれます。注文住宅でリビングにこだわりたいと考えている人にとっては魅力的な設備です。しかしデメリットもあります。設置を決める前にあらかじめデメリットを確認しておきましょう。
デメリット1:テレビの位置が固定される
壁掛けテレビの場所は固定されます。容易にテレビの位置を含めたレイアウト変更ができないのはデメリットです。
壁掛けテレビは壁に穴を開けてテレビを固定します。木造でもコンクリート造でも穴を開けて設置するのが一般的です。設置場所を変更する場合は、新しい場所に穴を開けなければいけません。変更後は元の場所に穴が残ります。穴を埋めるなどの作業も必要です。
壁掛けテレビは次のような人に向いています。
壁掛けテレビが向いている人
- 一度決めたレイアウトの変更はしない人
- 風水や運気などを気にしない人
レイアウト変更が好きな人はいませんか?テレビやソファーの位置を変えるのは気分転換になります。嫌なことが起きたときは、レイアウト変更をして気分を一新させると決めている人には向きません。
また、運気によりテレビの位置を気にする人も難しいです。風水によりレイアウト変更を余儀なくされた場合はテレビの位置も含めて変更をします。壁掛けテレビは個人での設置も可能ですが不安です。レイアウト変更のたびに業者に依頼をする手間がかかります。
「固定」を嫌う人には厳しいデメリットです。レイアウト変更が好きな人は簡単に移動ができる置くタイプのテレビをおすすめします。
デメリット2:壁掛けテレビの買い替え時が面倒
テレビの一般的な使用年数は10年と言われています。使い方にもよりますが、10年を目途に買い替えが必要です。壁掛けテレビを買い替える時は、置くタイプと異なり次の面倒が生じるので注意をしましょう。
ココに注意
- サイズが前の壁掛けテレビと合わなければ金具から付け直す
- 再度設置工事が必要になるケースもある
- 配線の処理に手間がかかる
できるだけ工事が不要なテレビを選べば、個人でも変更が可能です。ただサイズが合わないことで気になるテレビが購入できないかもしれません。選ぶ範囲が狭くなるデメリットが発生します。
気にせず購入をすれば設置作業が必要です。得意な人ならば良いですが、設置に自信がない人はいませんか。「壁から落ちないかな?」など、不安を覚える人は業者に設置を依頼するべきです。落下によりテレビが故障するだけならまだマシ、子どもがケガをすることもあります。
また、個人で設置をすると配線の処理もしなければいけません。慣れていないと設置だけで休日が終わります。不安や面倒を考えると業者に依頼をするのが賢い選択です。しかし依頼をすれば費用がかかります。買い替え時はいろいろと面倒です。
デメリット3:見た目への配慮が面倒
壁掛けテレビはおしゃれなリビングを実現する家電製品です。テレビを壁に掛けることでフローリングが見えます。フローリングの見える範囲が広いリビングは魅力的です。
しかし想像をしてみてください。もし数本のケーブルがフローリングに置かれていたらどうでしょうか。せっかくの見た目が損なわれます。隠すための配慮が必要です。
隠すための配慮
- 壁の内側を通す
- ケーブルモールで隠す
- 設置場所にコンセントをつける
- 壁の外に沿って目立たなくさせる
壁掛けテレビのケーブルは、上記の方法で隠すのが一般的です。「壁の外に沿って目立たなくさせる」は、個人でできる内容ですが少し気になります。個人が行うのならば「ケーブルモールで隠す」のがおすすめです。
ただケーブルモールの設置も、器用な人ならば上手に目立たなくできますが、慣れていない人がやると気になるかもしれません。モールが斜めだとテレビを見ている時に気になります。業者に頼み、壁の内側に通しておくのがおすすめです。
ケーブルなどが原因で、壁掛けテレビの見た目が悪くなる状況は避けなければいけません。ただいったん隠すと何か問題が生じたときに面倒です。納得できる目ためをとるか、ある程度妥協をするかで悩みます。
デメリット4:金具によっては角度の変更範囲が狭い
最近は、角度の調整ができる壁掛けテレビが増えました。角度が気になるときに調整ができます。ただ金具や設置方法にもよりますが、変更の範囲は狭いです。
壁掛けテレビの角度を変更するには、壁とテレビの間に空間を設けなければいけません。空間の範囲と金具によっては変更の範囲が限られます。角度の変更範囲が狭いのはデメリットです。
しかしアームタイプの金具を採用すれば変更範囲がだいぶ広がります。アームを長くすれば壁からテレビが離れるので、上下左右に大きく変更が可能です。関節が多くなれば、複雑な角度に変更もできます。
ただリビングにアームタイプが合うかが問題です。機械的な見た目をしているので「おしゃれ」から離れます。リビング全体を見渡した時、アームに違和感を覚えるかもしれません。伸びたアームが、スッキリしたリビングの邪魔をします。
角度の変更範囲を広げることはできますが、理想のリビングと離れる可能性が高いです。また、伸びたアームを見て「落ちない?」と思う人もいます。おしゃれと安全面を考えれば、壁に近い方がおすすめです。しかし角度の変更範囲が狭くなるデメリットが生じます。
デメリット5:配線コードの抜き差しが面倒
壁掛けテレビは配線コードの抜き差しに手間がかかります。配線コードを頻繁に変更する人にとっては面倒です。壁掛けテレビの裏側に手をまわし、コードの抜き差しをしなければいけません。次のような機器を利用する人は注意をしましょう。
- Anycast(スマホやタブレットなどの画像をテレビに映すスティック型端末装置)
- ゲーム
- 昔のビデオカメラ
配線コードを外さなければ面倒はかかりません。しかし、壁掛けテレビから配線コードが垂れている状態はおしゃれから離れます。壁掛けテレビの魅力が半減以下に落ちる対策です。見た目を良くするためにも、都度の抜き差しをするべきではないでしょうか。
Anycastはスティック型の端末装置なので気になりません。しかし利用をしていないときにコンセントを利用している状況を気にする人もいます。気になる人は、コンセントから外す作業が必要です。
口コミの中には「抜き差しをするたびに壁へ負担をかけている気がする」と言った、劣化を気にする人もいました。配線コードを必要とする機器を頻繁に利用する人にはデメリットです。
デメリット6:プレーヤーの置き場所に困る
壁掛けテレビはプレーヤーの置き場所に困るといった声も多く見られます。置くタイプのテレビは台を利用するのが一般的です。テレビ台がないことから、AV機器の置き場所に困ります。問題を解決するために採用される一般的な方法は次のとおりです。
AV機器の置き場所
- テレビ台を置く
- シェルフ(棚)の設置
- 別で保管をして使うときだけ接続する
プレーヤーを置くために、壁掛けテレビには必要のないテレビ台を設置します。「意味がない」と思われるかもしれませんが、テレビ台の上に小物を置くとおしゃれです。配線を上手に処理すれば、テレビと台が離れている空間の見栄えは良くなります。
壁掛けテレビの下にシェルフを設置するのもおすすめです。少し離れた横に設置をするのも、おしゃれを演出できます。最近のプレーヤーは奥行きのない機器が増えました。幅が狭くてすむので、さほど気になりません。
プレーヤーを頻繁に利用しない人は、別で保管をして利用をするときだけ接続する方法もおすすめです。録画の保存はテレビがしてくれます。DVDへのダビングを必要としない人など、プレーヤーを頻繁に利用しない人におすすめです。
結局テレビ台を利用することに不満を持つ声が多く見られました。テレビ台やシェルフを設置するときはコンセントも必要です。プレーヤーの置き場に困る人も少なくありません。
デメリット7:収納がない
普段からテレビ台の収納力を頼りにしている人にはデメリットです。テレビ台はプレーヤーを置くだけではありません。DVDやゲームの保管にも適しています。収納力に不満をもらす人もいるようです。
テレビ台の収納力を重宝する人が多くいます。次のようなものを入れていたという人はいませんか。
- ビデオカメラ
- 爪切りや綿棒
- ばんそうこうや薬
- 掃除道具
テレビ台の収納を見れば上記が見つかるといった状況の人が多くいます。テレビ台の収納力は魅力です。収納がないならテレビ台を置けばいいと思われるかもしれませんが、ならば壁掛けテレビにする意味があるのでしょうか。
今までの暮らしで収納力を重宝していた人は、慣れるのに時間がかかります。住み始めてから不便さを感じデメリットに上げる人も多くいるようです。
デメリット8:壁の劣化が気になる
注文住宅を建てるときに合わせて壁掛けテレビの設置をすれば、壁への負担を気にする必要はありません。個人で設置をすると不安はありますが、ハウスメーカーが壁の強度を考慮して工事をします。「落ちないかな?」と不安を抱く人もいますが安心してください。
例えば、エアコンに「落ちてくる?」といった不安を抱く人はめったにいません。壁掛けテレビと同じく壁に設置されていますが、特に不安はないはずです。当たり前の状況が不安を消します。
しかし壁掛けテレビは、配線コードをつないだり角度を変えるなど、普段から触ることが多いです。何度もテレビに触れることで、壁の劣化が気になるといった声もみられました。エアコンに触れることはめったにありません。
何十年か経つと壁の劣化が気になることでしょう。置くタイプのテレビでは抱かない不安を持つのはデメリットです。
デメリット9:費用がかかる
壁掛けテレビの設置には費用がかかります。注文住宅を建てる際に設置をすれば、工事に含まれるので後付けよりは安くなりますが、費用が増えるのはデメリットです。
ココに注意
- コンセントの追加
- 壁の内側に通す配線コードの設置費用
- シェルフの設置費
- 壁の補強
おしゃれなシェルフを求めると造作費用がかかります。コンセントも追加をしなければいけません。置くタイプのテレビでは不要な費用がかかるのはデメリットです。
デメリット10:意見が分かれやすい
壁掛けテレビの設置は、夫婦で意見が分かれやすいようです。ここまでデメリットを解説してきました。リビングの見た目を重視している人にはメリットが高いですが、必要性を感じない人もいます。
機能性を重視する人は、テレビを買い替える度に費用をかけて業者を呼ぶ状況に納得できません。おしゃれの価値観は人によって大きな差が生じます。「必要ない」と思っている人には理解されない可能性が高いです。
壁掛けテレビのデメリット10選:まとめ
「壁掛けテレビってどう?設置する前に知っておきたいデメリット10選」について解説をしました。要点をまとめます。
- 壁掛けテレビはリビングをおしゃれにするインテリア
- レイアウト変更や買い替えが面倒
- ゲームなどの配線コードが面倒
壁掛けテレビの魅力は、おしゃれなリビングの実現です。しかしいろいろなゲームを所有している人は、コードの抜き差しを面倒と感じるかもしれません。開放的なリビングを求めている人からすれば、壁掛けテレビは魅力的です。ただデメリット10選を踏まえたうえで決定されることをおすすめします。